東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

関ミート

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特選肉を取り扱うお店

人気のお総菜のお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

自宅1階を明るい雰囲気の店舗に改装。関さん夫婦の笑顔が弾ける


昔ながらの店舗と新しい飲食店が入り混じる商店街。京王線初台駅前の商店会を歩いていくと、木目調の内装にオレンジ色の看板を掲げる爽やかな雰囲気の関ミート(渋谷区初台)の店舗が、ひときわ目を引く。店内から商店街を歩く常連客に笑顔で声をかける、関康博さんと妻・翔子さんの明るさを表したかのようだ。

店主より一言

店舗情報

連絡先 TEL:03-3379-3698
FAX:03-3379-3698
住所 〒151-0061 渋谷区初台1-10-5 

店舗PR、お知らせなど

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お弁当や惣菜は全て手作りで、食べ歩いて作り出したオリジナルの味。手作業で刻んだ野菜が、メンチカツの美味しさの秘密でもある

店頭でお弁当の注文が入ると、機敏さに拍車がかかる。必要なものは、すべて数歩で手が届くコンパクトな作業場。関さんは背にしていたレンジからローストポークを取り出し、翔子さんはお弁当の容器に白米を盛る。肉を包丁で切っている間に、副菜を詰めていく。最後に肉を乗せて蓋をするところで、レジを打つ。

 一つのお弁当ができるまで、言葉少なげに連係プレーが続いた。それまで弾けるような笑顔だった二人が、その時は引き締まった表情に変わる。無駄のない息の合った動きは、40年にわたり二人三脚で歩んだ証のようだ。
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厚みがあって大ぶりな手作りメンチカツ。中がジューシーに

評判のメンチカツ

 精肉店で勤務をしていた関さんが、事業を引き継いで店を起こしたのは昭和48年。2年後に改装して現在の店舗のはす向かいに移転してから業績は順調に伸びていった。近隣にはかつて6軒の精肉店があったが、現在では半分に。同店も不振に陥ったことから、お弁当を始めることを決意した。

 お弁当作りは経験ゼロからのスタートだったが、口コミで評判が広がっていき、やがて売り上げの柱に。廃業した周りの精肉店の得意先からも注文を引き受けるようになり、朝の配達だけでも大忙し。そうした中でのお弁当作りは、二人だけでのハードな作業だ。商店街にライバルとなりそうな新しい飲食店ができたことで、「少しは楽ができそう」と笑う。

 店の人気を決定づけたのは、店頭にポスターを貼ってアピールする「手づくりメンチカツ」だ。大口を開けて食べるほどの大ぶりで、衣はカリッとした歯ごたえ。中はジューシーながらも肉の脂が流れ出ず、肉のうまみを閉じ込める。混ぜたタマネギは新鮮なものだけを使い、切り置きはしない。関さんも味見のために試食しては、自分で「おいしい」とうなる満足の味だ。

 地域のお客からは、晩ご飯のおかずに売れているのはもちろん、俳優の高橋克実さんが近所の国立劇場でふるまってから評判となり、一時は作るのが間に合わないほどに。それからは安定的に売れており、店の代名詞のようになっている。
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人気メニューの鶏肉の照り焼き

足で稼いだ店の味

 日替わりのお弁当は、揚げ物と焼き物の2種を用意。常時メニューにはコロッケやトンカツなどの揚げ物のほか、焼肉、生姜焼き、ハンバーグ、鶏の照り焼きと、種類は豊富。副菜もヒジキ、きんぴら、切り干し大根、漬物と充実している。

 作るメニューは全て手作りだが、料理教室や講習会ではなく、食べ歩きで作り出した味だ。お弁当を作り始めたころは、十条銀座、戸越銀座、横浜・阪東橋など、有名な商店街を巡っては、評判の店のものを試食。洋食店、中華料理店、食堂とジャンルを問わず、行列してでも食べ歩いた。

 印象的だったのは、十条にある普通の食堂だった。揚げたての天ぷらは今までにない美味しさで、魚の焼き加減は絶妙。料理人の仕事が早く、3品注文すれば3品同時に出てくる。味の吟味はもちろん、仕事ぶりもじっくり観察。今でもたまに食べ歩き、有名店よりも町のはずれにあるような店を狙う。「庶民的でも、美味しいものはたくさんある。本物の味を体験することが大事」と、足で稼いだ味を店のメニューに役立てている。

 こうした体験から、味はもちろん、材料、料理法などを研究して店で実践。「最初はお湯も沸かせなかった」という関さんが技術を身につけられたのは、「作り方を知らなかったから、逆に覚えるのが早かったのかも」と、意外な秘訣。肉の料理本なども交えて成功と失敗を繰り返しながら、既製品なしのオリジナルメニューを充実させていった。

 「愛情込めて作るってことだね」と、美味しいものを作るためには、手間を惜しまない。料理に使うタマネギやキャベツは、すべて包丁で切る。効率を考えて機械を使ってみたが、繊維がつぶれて水が出る上に乾燥しやすい。また、刻む大きさも細かすぎず大きすぎずと、バランスの良さが大事になる。そのためには、「手でやるしかない」との結論になり、常に包丁を片手に膨大な野菜を刻んでいる。

 2年前、従来の店舗の土地にマンションの新築による立ち退きに。店をたたもうか悩んだが、地域と常連客のために改めて決意した。自宅1階を現在の店舗に改装。以前の店舗より横幅が狭くなったので、店の前を横切る常連客を見逃してしまうのが悩みだが、人気は変わらない。

 「お客さんに会えれば、元気が出て頑張れる。一日も長く元気で続けたい」


【「東京食肉新報」2014年(平成26年)10月号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

142-0053
品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

121-0815
足立区島根3-24-18

レシピ紹介

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素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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