東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

今井精肉店

今井精肉店1

特選肉を取り扱うお店

人気のお総菜のお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

JR蒲田駅前の商店街の賑わいを通り過ぎ、住宅街の静けさが広がる中で、また違った賑わいが今井精肉店(今井克己社長、大田区東矢口)から聞こえる。お客を交えてお茶を飲みながらの明るい話し声と笑い声。40年前には近隣に30軒弱あった精肉店は、今では同店一軒のみ。それでも長年にわたり続けられたのは、聞こえてくる笑い声に秘密があった。

店主より一言

店舗情報

連絡先 TEL:03-3739-2941
FAX:03-3739-2941
住所 〒146-0094 大田区東矢口3-4-6

店舗PR、お知らせなど

今井精肉店2

炭火で香ばしさを引き立たせた焼き豚は人気メニューの一つ

東京に思い描く夢

 「東京で一旗揚げたい」。新潟県北魚沼郡(現・魚沼市)でかんじきを履きながら中学校に通った今井少年は、同級生が卒業後に就職する中で、高校進学を目指した。定時制高校に進学するが、その前に文具店に就職し1年修業してからの入学。勉強と仕事との挑戦が始まった。

 新潟県内の官公庁へ事務用品の営業に回り、万年筆の販売は「人に負けない」ほどの売上に。東京にある大学を志すが、会社の社長の急死と勤勉な働きぶりから、卒業後も継続するよう懇願された。勤務して8年が経過した時、東京への道が開ける。

 実家から親戚の東京・板橋区にある精肉店を紹介する手紙。文具を活かした今までのような仕事を希望していたが、肉の需要増加が見込めた時代の精肉店は魅力的に見えた。しかも、2~3年で自分の店が持てるという。夢を叶える第一歩を記したのは、昭和39年の23歳のことだ。

 勤めた精肉店は板橋区から目黒区に新店舗を開き、道路が人で埋まるほどに賑わう商店街にあった。早起きして仕事を覚え、手先が不器用ながらも焼き鳥を焼くなど、忙しい毎日。まじめに働き、千代子さんとの結婚を機に独立も目指したが、依然として独立の話は来ない。昭和44年、ついに一念発起して大田区千鳥町に28歳で独立開業を果たした。

 近所にあった大型店は、日曜日が休業日。そのため、日曜日はお店にお客がなだれ込み、特に繁盛した。中でも自家製の「ホットシュウマイ」は1日に何千個も売れるほどの大ヒットで、売上の柱となった。ショーケースの新調で、お店の魅力がアップし、売上もさらに向上した。

 お店の経営は順調だったが、長女・克代さんの先天的な疾患のため、「一緒に過ごすのが大事」と店と家が一体になった現在の店舗へ、昭和52年に移動。「もう少し儲かったかもしれない」中での大きな決断だった。
今井精肉店3

店内には民謡の大会で獲得した賞状が

全国に響いた歌声

 そんな今井さんを鼓舞したのは、民謡だった。歌手・三橋美智也さんに憧れ、東京に出る夢の一つが歌手になることだったほどに、歌うことが大好き。23歳から新潟出身の先生がいる民謡教室に通い、仕事の合間に「越後木挽き歌」を向かいのお店の人が覚えてしまうほどに何度も練習した。

 実力を備えているだけに、結婚時には歌手の夢が諦めきれずにいた。「肉屋を取るか、民謡を取るか」と迫る千代子さん。「自分の家が持てるようになったら」と、しばらく休んだ時期もあった。仕事も家庭も充実した時、飛躍が始まる。

 教室に通って10年の間に、数々の大会に出場して「年齢の数ほど」のトロフィーを手にする。特にテレビ番組の民謡の大会では、1都6県から集まる会場で優勝を果たした。さらに、プロ・アマ参加の大会では、3回目の出場で300人の中から東京代表を勝ち取り、1万人の観衆の中で開かれた武道館での全国大会決勝戦へ。脂が乗った42歳の歌声に、審査員として会場にいた三橋美智也さんが投票してくれたのが最高の思い出となった。

 自身が歌うだけでなく、ボランティアとしてデイサービスや小学校などで歌声や三味線の腕前も披露しながら、民謡の指導員「梅乃井冠彗」の名前で指導もする。生徒には「自分より良くしたい」との願いで、民謡の魅力を伝えている。かつてノリの養殖で栄えた頃の大田区にある森ケ崎海岸の風景をイメージして、自ら作詞・作曲した「大森海苔採り舟唄」は民謡の団体からも好評を得るなど、75歳の挑戦はまだ続く。

お店を支えた笑顔

 民謡のほか、町内会の防犯、防災、交通安全など、地域へ多岐にわたって貢献。地域の配達先のお客にも、話し相手になっては心のケアをしたり、体をさすって足腰の痛みを和らげる「手当」をしたりと、さまざまな形で接する。納めの業務では、都心だけでなく、横浜方面にもバイクで配達。顧客への感謝を込めて、道を通しとせずにハンドルを握る。

 「目の前の一人を大切に」。その思いで、仕事も、民謡も、ボランティアも取り組んできた。そのため、お店には地域の顔馴染みのお客が絶えず、店先では毎日お茶を飲みながら歓談の花が咲く。その中心にあるのは、千代子さんだ。

 「この笑顔に助けられてきた」と、お店の経営や家庭のことなど、種々の困難が襲った時でも常に笑顔を忘れない千代子さんに尊敬と感謝の想いを伝える今井さん。人のために行動し、自他ともの幸福を願った今までの歩みを、夫婦互いに「幸せ」と即座に応える。時代の荒波にもまれながらもお店を続けて来られたのは、ここにあるようだ。

 「人のために行動すると、ノーベル賞がもらえるよ」と、最近のニュースからユーモアを込める千代子さん。今井さんが絶賛する「100万両の笑顔」が弾けた。

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

142-0053
品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

121-0815
足立区島根3-24-18

レシピ紹介

レシピ1

素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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こんにちは。ボクたちは食肉組合のマスコットキャラクターです。
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