東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

鈴木商店

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特選肉を取り扱うお店

小売業のお店

豚肉を取り扱うお店

 静かな時が流れる。池上本門寺の門前町として賑わう通りから少し離れた、下町の雰囲気が色濃い中に鈴木商店(鈴木正信社長、大田区池上)はある。お昼時にお弁当を目指してきたお客で賑わうかと思えば、昼下がりには午前中のお弁当作りの嵐が過ぎた後の静けさのようにゆったりと。さらにお店だけでなく、その2階にも時を静かに過ごさせてくれる空間がある。

店主より一言

店舗情報

営業時間 9:00~19:00(日曜定休)
連絡先 TEL:03-3751-0295
FAX:03-3751-0295
住所 〒146-0082 大田区池上3-11-11

店舗PR、お知らせなど

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精肉は良心的な価格。お弁当の惣菜にはここに並ぶ精肉と同じものが使われている

 お店が熱を帯びるのは午前10時。お肉の美味しさを生かした惣菜を詰めたお弁当が好評で、ランチタイムになると近隣の常連客などがお腹を空かせてやってくる。その時を目指し、鈴木章雅さんを中心に、母・智恵子さん、弟・康友さん、パートさんの4人で厨房に入り、お弁当作りで大忙しだ。

 メニューは精肉店らしさを前面に出したものばかり。牛焼肉弁当、牛すき焼き弁当、とんかつ弁当、ビーフカレー。日替わり弁当はバラエティに富み、焼豚、生姜焼き、ハンバーグ、天ぷら、エビ・イカフライ、肉じゃがと、曜日ごとに内容を決めて提供している。野菜炒めも添えるなど、栄養バランスもバッチリ。

 「お肉をいっぱい食べてもらいたい」との思いから、お肉料理はスタミナが付いて食べ応えがあり、白米も盛りを多めに。それでいて、一つ600円という手頃な価格だ。そのため、力仕事の人たちに大好評で、常連客の中心的存在でもある。また、美味しいものを知るタクシー運転手からも人気を得ている。
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精肉とお弁当だけでなく雑貨や菓子類に早くから取り組んだ

雑貨なども幅広く

 お店の始まりは昭和7年(1932)と約90年の歴史を持つ。祖父が現在の地に、今より小規模ながら精肉店を開業。精肉と揚げ物を中心に展開し、商売は順調に進んでいた。しかし、昭和38年に祖父が亡くなったために、父・正信さんが24歳で後を継ぐ。

 それを機会に、時代を捉えて店舗を改装。従来の精肉と揚げ物だけでなく、パンや菓子などの食料品を充実させた。飲料や雑貨など、日常に必要な身近な商品も豊富にそろえ、コンビニの原型のような内容に。当時は近隣が商店街であったため、様々なニーズに応えられる商品群で多くのお客を呼んだ。

 それに拍車をかけたのが、約30年に始めたお弁当。正信さんが知り合いから依頼されて作ってみたところ、思った以上に好評だったのがきっかけ。それから次第に数が多くなり、今では精肉よりお弁当が中心に商品が動いている。

 精肉も手頃な価格だ。牛カタ、豚のモモ、ロース、バラ、小間切れと、使いやすいものをそろえる。豚肉を厚切りにした味噌漬けも自慢の一品。焼くだけなので忙しい主婦にも人気があり、お弁当の一品にできると好評を得ている。

 厨房にはかつて使っていた枝肉を吊るすフックがあるが、今ではパーツで仕入れて店頭へ。精肉の動きが鈍くても、お弁当の惣菜に回せるのでロスが少なく効率的に。今ではお弁当が主力となっているため、使い道には困らない。

 お弁当に使っている揚げ物も、店頭に並ぶ。とんかつ、コロッケ、メンチ、アジフライ、シュウマイなど、その日のうちに完売できる量だけ作る。そのため、お昼前後でトレーは空になってしまう。多くの精肉店が夕方の需要を見込んで新たなものを揚げるところだが、揚げ物は日によって売れ行きの変化が大きいため、ロスが出ないよう朝に作ったものだけにしている。

 「時代によっていろいろ方向性を考えなくちゃ。頑張らないと」と、章雅さんはお弁当から始まるお肉の魅力発信に思索を巡らす。
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2階の書道教室には正信さんをはじめ生徒たちの作品が

2階は書道教室に

 店舗横の扉を開き階段を上っていくと、2階は書道教室に。小学生から師範級まで、多くの作品が壁一面に飾られている。講師は正信さんで、それぞれの級に応じて稽古をつけている。教室に通う生徒たちも精肉店の常連客で、稽古の後にお弁当や惣菜を手にしていく。子どもたちには駄菓子が人気だ。

 釣りやビリヤードなど、多趣味な正信さんは40代で書道を始め師範代となり、約30年前から教室を開業している。自らの作品も教室に飾り、店舗にも達筆を披露した色紙が。西郷隆盛や福沢諭吉、大河ドラマになった渋沢栄一などの偉人たちの格言を見事な筆遣いで文字を躍らせる。

 「花は無心にして蝶を招く 蝶は無心にして花を尋ねる」

 店頭に飾られた色紙にある言葉だ。「花」を「お店」に、「蝶」を「お客」に入れ替えるかのように、お店の魅力に引き寄せられてお客が集まって来るに違いない。

 「楽しみながらやっています」と、弾けるような明るい声で笑う智恵子さん。

 教室に掲げられた高村光太郎の「智恵子抄」を綴った作品は、妻である智恵子さんへ感謝の思いなのだろうか。

【東京食肉新報2023年(令和5年)9月号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

142-0053
品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

121-0815
足立区島根3-24-18

レシピ紹介

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素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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こんにちは。ボクたちは食肉組合のマスコットキャラクターです。
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