東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

肉の丸萬

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特選肉を取り扱うお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

小林晃さん(右)と弟の幸二さんが魅力的な精肉と惣菜でショーケースを彩る


 スライスした牛肉は一つひとつシートに包み、トレーに整然と並んで美しい。揚げ物も目移りするような豊富なメニュー。どっしりと大ぶりな焼き豚は良心的な価格だ。見ているだけで楽しい品々をショーケースにそろえる肉の丸萬(品川区旗の台)の小林晃さんは、常連客はもちろん最近増えてきた新しいお客にも喜んでもらおうと、日々山積みの作業をものともせず商品へ思いを込める。「接客が一番楽しい。お客さんと話していると、しんどいのも忘れる」。根っからの「お肉屋さん」であることが、その言葉と笑顔に表れているかのようだ。

店主より一言

店舗情報

連絡先 TEL:03-3782-7798
FAX:03-3782-7790
住所 〒142-0064 品川区旗の台2-6-5 

店舗PR、お知らせなど

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一枚一枚ていねいにラップで包まれた牛肉のスライスが整然と並ぶ

 昭和44年にお店を築いた父の仕事を見て育った小林さんは、幼い時からコロッケを揚げたり、豚肉の骨抜きをしたりと、手伝いをしながら自然と仕事が身に付いた。将来はいろいろな職業を経験したいと思ったが、一番慣れている家業へ身を投じた。

 仕事を教わったのは父だけでなく、当組合の同業者からも。20代で父の代わりに組合活動に参加していたため、先輩たちから大事にされた。技術的なことだけでなく、商売のノウハウ、仕事への姿勢など、様々な場面で指導を。「一生懸命な先輩たちの姿を見ていたら、自分もそうならざるを得ない」と、先輩たちの教えが仕事への血肉となった。

 先輩たちとグループを組んでソーセージや惣菜の研究にも没頭した。遅くまで仕事をした後に集まり、夜中まで試行錯誤を繰り返す。そして、朝6時からまたお店で仕事に取り掛かるという激務にもかかわらず、「楽しかった」と当時を振り返る。

 精肉店を引退した当時の先輩たちが、今でもお店を訪れて小林さんの活躍を喜ぶ。そのような先輩たちから得たことを「これからの人たちに伝えて、恩返ししていきたい」と、食肉業界の若手への還元に意欲を示す。
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自家製のコロッケとメンチのほか、季節に応じたメニューも

一部にとんがって

 精肉は牛、豚、鶏を手ごろな価格で提供。牛肉は仕入れ時の最良な和牛を扱い、豚肉は群馬県産を並べる。以前は専門店としてマトンなど幅広い品ぞろえも思案したが、「細分化せず、範囲を狭めて一部にとんがることでお客が付いた」と、品質での勝負に手応えを得ている。

 「鮮度良く、早く回転させる。美味しいものを出す。開業した50年前と同じことをやっています」と語る一方、お客のニーズの変化には敏感に反応する。惣菜類の販売もその一つだ。

 揚げ物は美味しさと品ぞろえで人気が高く、売り上げの3分の1を占めることもある。コロッケ、メンチは自家製で、一つひとつ手作り。お客が自宅で揚げられるよう、生のものも用意してある。定番に加え、紫いものコロッケのように季節に応じたものも。から揚げは最近の流行も加わって売れ筋だ。多忙のため作る機会が減っているが、研究を重ねた自家製のソーセージは常連客から評判が良い。

 コロナ禍の影響もあって、最近では口コミやネットで専門店を探して来店する消費者が増えたと小林さんは実感している。専門店だからこその品ぞろえと品質を提供することに、改めて価値を見出すお客が増えていることの表れと言える。そのために、厳選した最良の商品を提供しながら、今まで積み重ねたアイデアから新しい取り組みを模索中だ。

 駅前商店街の裏通りに店舗は位置して、周辺はマンションや駐車場が並ぶ。かつては店舗前の通りは青果店や鮮魚店、パン屋などが軒を連ねる商店街だったが、同店は現在でも営業する数少ない小売店だ。長年にわたる常連客だけでなく、新しいマンションに住む新規のお客も多い。そうした中で来店してくれるお客を励みに「恥ずかしくない仕事をしなくちゃ」と、包丁を持つ手に力がみなぎる。
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商店街から住宅街になっても地域に人気のお店であり続けている

ラインで情報共有

 同店の小売りの割合は8割で、残り2割が学校給食。コロナ禍で学校への納品は気を使うところだ。万一、コロナ感染者を出してしまったら、そのお店からは納品ができなくなる。そのような事態に備え、小林さんは組合の支部内での連携を重視する。納品ができなくなっても他の組合員でフォローができる体制を作ろうと、スマホアプリのLINEで支部内の情報を共有できるようにした。

 あらゆる事態に対応できるよう連携を密にしていけば、情報が早く回り、バックアップも可能となる。連携は自他ともにメリットであり、若き日に組合の先輩たちから学んだことでもある。

 お店に来るお客も、納めのお客も、「大切にしていくのが仕事。商売は楽しくないと。それができるようにするのが大事。その思いはお客にも伝わるし、それでまた来てくれるようになります」と小林さん。休みの日でもくつろぐのに飽きて仕事をしてしまう。仕事を楽しんでいるから、お客もお店が楽しくなって足を向けたくなるのかもしれない。

【「東京食肉新報」2021年(令和3年)7月号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

142-0053
品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

121-0815
足立区島根3-24-18

レシピ紹介

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素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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食肉組合のマスコットキャラクターモグモグ

こんにちは。ボクたちは食肉組合のマスコットキャラクターです。
ボクの名前はモグモグ。お姉さんの名前はメイプル。
組合員のお店で買い物すると、手提げのビニール袋や包装紙に印刷されているよ。

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