東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

保苅商店

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特選肉を取り扱うお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

ビル1階のコンパクトにまとめられた店舗前で保苅利夫社長(右)と吉紀さん


 近年できたであろうマンションもあれば、長年にわたり重厚な門を構える邸宅もある住宅街。大通りから少し奥まった、ところどころにレトロ感がある街並みに保苅商店(保苅利夫社長、文京区本郷)はある。ビルの1階で展開する同店は、地域に根差して130年以上の歴史を持つ。それだけでも特筆すべきことだが、今後は地域活性をも担うことにもなりそうだ。

店主より一言

店舗情報

連絡先 TEL:03-3811-3501
FAX:03-3811-3501
住所 〒113-0033 文京区本郷6-25-8

店舗PR、お知らせなど

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店舗前には惣菜のメニュー表が。お弁当にトッピングが可能だ

 売り場と作業場をコンパクトにまとめた店内で、保苅さんと息子・吉紀さんが黙々と精肉をさばいては袋に詰め、配達の準備をする。道路に面した扉を開ければ、ショーケースが目の前に。牛・豚・鶏とそろい、地域の台所を支えている。

 仕入れは産地よりも好みのものを用意してくれる問屋を信頼し、そろえた精肉は上質でありながら手頃な価格で販売。それをよく知る常連客は、長年にわたりひいきにしている。最近では若い主婦にも知られるようになり、客層が広がってきた。子育て真っ最中の吉紀さんが、地域に顔を広めた効果も大きい。

 さらなるお得意さんは、すぐ隣の東大から駆けつけてくる学生たちだ。お昼時になれば、トンカツやから揚げなどの揚げ物を詰めたボリューム感のあるお弁当を目当てに列ができ、生姜焼きや豚シャブも人気を集めている。コロッケ、メンチはもちろん、一口カツ、春巻き、エビフライなど約20種の惣菜メニューがあり、お弁当のトッピングも可能だ。コロナ禍でオンライン授業になったため学生の来店が減少したこともあったが、現在は元に戻りつつある。

 子どもたちの胃袋を満たすことにも力を尽くしている。学校給食をはじめ、保育園にも配達。子どもたちが食べやすいよう配慮しながらさばいた精肉は、納め先からも厚い信頼が寄せられている。

 広く様々な形でお肉を通じて地域に尽くしてきた同店は今春、また新しい形で力を発揮することになった。吉紀さんが文京区議に当選したからだ。
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吉紀さんと呼吸を合わせ作業する保苅さん

多くの課題へ決意

 保苅さんが長年にわたり地域活動に協力していたところを引き継いで、吉紀さんは町会や商店会で様々に貢献。自身の子どもが小学校に通うようになると、PTA会長も引き受けた。こうした活躍ぶりから町内の区議が引退するに当たり後継に見込まれ、吉紀さんも地域活動を通じて「思うことがあった」と、区議選へ無所属で立候補を決意。見事、当選を果たした。

 取り組もうとしている課題に、コロナ禍の影響を受けた文京区内の商店の活性化がある。普段の交流で区内の商店を回ると、コロナ禍で打撃を受けた商店へ行政からの助成金や補助金などがあるにもかかわらず、知らないまま、または知っていても手続きをしないということを耳にした。特に年配者の店舗に顕著だった。

 「話して初めて知るというお店もありました。皆に知らせて、活用できるようにしたいです」と多くの商店のサポートに意欲を見せる。

 また文京区では、区内の商店で一定金額の買い物をすると割引が受けられる取り組みを実施。スーパーより区内の商店に消費者が誘導され、地域の商店と商品を知ってもらう効果があった。お店は売り上げがあり、消費者はお得感があり、区は経済効果があるという好循環だ。

 「個人商店が元気ないと、町全体も元気なくなりますから。こうした制度をもっと続けていけるようにしたいし、多くのお店を巻き込んでいきたい」

 PTA会長を務めたことから、子育て環境の整備にも関心が強い。祭などのイベントを通して子どもたちと一緒に地域のつながりを作り、若い世代にも魅力的な町をと展望する。学校設備の整備、公園の充実など、挑戦したいことはたくさんある。
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店舗(右側)付近の街並み。商店や地域を元気に

 その眼差しは、同じ地域の組合員にも向けられる。組合員同士で連携を強化するとともに、地域経済を活気づかせて、地域の組合員店舗だけでなく取引がある飲食店も元気にしようと、若手の組合員と意見を交わす。また、精肉店の保育園への納めは当日に納める必要があるため開園する土曜日は休業にできないなど、精肉店が抱える困難な労働環境の改善も目指す。

 「動き出してみないと分からないけど、大変だと思う。その分、やりがいがある」と、吉紀さん。大学を卒業してから5年間、福岡と東京を舞台に商社で勤め、その後は家業を通して様々なことを経験して自分を磨いた。会社員と家業で得たキャリア両方の長所を議員活動で出していこうと決意を語る。

 吉紀さんが議員活動をすることでお店の人手が足りなくことがやや気がかりながらも、「組合員さんの役にも立つように」と、包丁を手に笑顔を向ける保苅さん。

 お店は地域の人をお肉で幸せにするだけでなく、区民の声を聞く役割も持つことになった。地域の人の笑顔と未来を照らす灯台のように。

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

142-0053
品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

121-0815
足立区島根3-24-18

レシピ紹介

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素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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こんにちは。ボクたちは食肉組合のマスコットキャラクターです。
ボクの名前はモグモグ。お姉さんの名前はメイプル。
組合員のお店で買い物すると、手提げのビニール袋や包装紙に印刷されているよ。

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