東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

  • twitter
  • facebook
  • instagram
  • お知らせ
  • 組合紹介

組合員専用ページ

お肉屋さん紹介

(有)大正軒

DSCN1184

特選肉を取り扱うお店

人気のお総菜のお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

小売りのスペースをおしゃれな飲食店に改装した店舗前で髙橋和男社長(右)と弟・知宏さん


 下町の気取らずに入れる隠れた人気レストランのように、木目を生かしながら大きな窓を備えたおしゃれな店構え。脇を固める植木がさらにそれを引き立てる。その裏に回れば、スライサーや作業台を備えた精肉店の様相が。精肉店と飲食店の2つの顔を同時に持つ㈲大正軒(髙橋和男社長・文京区千石)は、地域にお肉の美味しさを多彩に提供している。

店主より一言

店舗情報

連絡先 TEL:03-3946-3691
住所 〒112-0011 文京区千石4-19-8
URL https://www.instagram.com/taisyoken/

店舗PR、お知らせなど

DSCN1181

コロナ禍で新たに惣菜のテイクアウトを開始した

父の姿を受け継ぎ

 店内に入ると、カウンター席とテーブル席が。小ぢんまりした空間が、まるで家庭のダイニングで食事をしに来たかのような安心感を思わせる。現在はコロナ禍のため休止中だが、普段は近隣の会社員や馴染みのお客がランチの時間に来店する。

 壁にはセピア色の写真が一枚。「大正軒」の看板を掲げた店舗の前に、半纏を羽織った男性7人が自転車のハンドルに手をかけて並ぶ。「いつ撮ったのか正確な時期は分かりませんが、大正から昭和の初め頃だと思います」と4代目の髙橋さん。

 同社はその名の通り、大正4年に同地で開業。複数の従業員とともに、時代を捉えて発展してきた。有楽町のランチで知られた「大正軒」はのれん分けしたお店だ。

 30余年前に高校を卒業した髙橋さんは、家業に入ってから本格的に仕事を学んだ。多くを語らない父から、「見て覚える」と背中を見て吸収したが、父は病気がちで「あまり多くを教わることができなかった」。それでも印象に残っているのは、仕入れへの姿勢だという。品物をじっくりと吟味するとともに、仕入れ先を大事に、業者の人にも丁寧に接していた。そのおかげで、今でも友好的な業者が多い。

 「今でも自分の勉強になっている姿です。業者さんとの関係は、父のおかげで助かっています」
DSCN1186

長年、惣菜と定食を手掛けた母・イサノさん。壁には定食メニューとお店の古写真が

惣菜持ち帰り開始

 小売りと卸を同時に展開していたが、近隣にスーパーなどができた影響で小売りは減少。卸専門に舵を切り、小売りで使っていたスペースは飲食店に改装した。母・イサノさんが腕を振るい、手作りの惣菜をそろえて定食の提供を開始。近隣に評判となり、ランチタイムには常連客で客足が絶えないほどに。

 メニューは精肉店らしいものが中心で、ローストンカツやチキンカツ、メンチ、豚生姜焼きなど、お肉の美味しさを生かしたものばかり。種類豊富な揚げ物を一度に楽しめるミックスフライ定食、揚げ物をトッピングしたカレーなどもある。出来合いのものは使わないと、唐揚げ粉だけでなく、味噌まで自家製で作る母を師匠に、現在は弟の知宏さんが厨房に立ち、お客の胃袋を満足させている。

 コロナ禍で飲食店は休止中だが、昨年5月からテイクアウトを始めた。メンチやトンカツ、から揚げが特に人気で、昼と夕方に時間を決めて販売。作り置きをせずに注文を受けてから揚げ始め、10~15分程度で提供する。コロナ禍で在宅が多くなっているお客からのニーズを捉え、お弁当の売れ行きも伸ばしている。

 馴染みのお客が晩ご飯のおかずに購入していくことが多く、自宅で揚げ物をするのを避けたいお客からは好評を得ている。電話で受け取り時間を伝えれば、すぐに手にできるのも魅力の一つだ。最近ではSNSで揚げ物やお弁当の写真をアップし、その美味しさを発信。それを見たと来店するお客が女性を中心に増えており、思った以上の反響に驚いている。
DSCN1175

作業場の道具はお店の歴史を語るものの一つ

新たに給食2校も

 作業場にSカンやノコギリがぶら下がる。かつて枝肉を扱っていた、お店の歴史の証言者だ。今はパーツで仕入れ、近隣の飲食店へ卸している。現在はコロナ禍で飲食店が振るわない。それに伴い、同社でも取引のある飲食店からの注文減少や廃業など、卸業での影響は大きい。しかし、学校給食の納めがあるため、打撃は軽減できた。

 昨年は文京区でも学校給食で和牛メニューが提供され、多くの子供たちに喜ばれただけでなく、業績にも追い風となった。さらに、ことし4月からは新たに2校の納めを受け持ち、活路が広がった。

 「子供たちが食べるものですから、飲食店に出すものより気を使います。それだけに、栄養士さんも喜んでくれるんです」

 小売りもしており、料理に合わせて好みのカットに応じる。良質でありながら手ごろな価格で買えると、常連客からの注文が多い。



 「こんな時代だけど、頑張るしかない」と、髙橋さん、知宏さんともに、兄弟で困難を乗り越えようと日々模索している。一線を退いても「つい好きだから、店に来てしまう」と、イサノさんも二人を見守る。厳しい冬のような時世に家族一丸となって作られる惣菜類と納めの精肉には、お客の心に春を届けるような、また違った温もりが加わっているに違いない。

前のページに戻る

今月のお肉屋さん

DSCN6123

大商商事(株)

142-0053
品川区中延2-14-11

DSCN5936

サイトウ精肉店

121-0815
足立区島根3-24-18

レシピ紹介

レシピ1

素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

makino11041

牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

makino13041

ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

レシピ1

骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

makino13011

野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

ph01

ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

レシピ1

ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

resipi1

チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

お肉屋さんを探す

  • 地域から探す
  • こだわり条件から探す
  • お得なギフト券・クーポン券のあるお店

美味しいお肉は専門店で♪

※店舗へのお問い合わせは、各店舗にご連絡ください。

食肉組合のマスコットキャラクターモグモグ

こんにちは。ボクたちは食肉組合のマスコットキャラクターです。
ボクの名前はモグモグ。お姉さんの名前はメイプル。
組合員のお店で買い物すると、手提げのビニール袋や包装紙に印刷されているよ。

東京都食肉生活衛生同業組合/東京都食肉事業協同組合

電話でのお問い合わせ 03-3471-6161

ご相談・お問い合わせ


営業時間 9:00~17:00 定休日:土曜・日曜・祝祭日

MAP〒108-0075
東京都港区港南2-7-19 東京食肉市場センタービル811