東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

(有)高山商店

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特選肉を取り扱うお店

人気のお総菜のお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

右から神谷靖雄さん、竜太さん、竜太さんの妻・寿美恵さん

 ショーケースには厳選した牛豚の精肉。それと同じくらいのスペースを取りながら、揚げ物やソーセージなど数々の惣菜メニューが並ぶ。どれも㈲高山商店(神谷靖雄社長、中野区若宮)のオリジナルメニューだ。「みんな普通のものだから」と語るこれらの惣菜類こそ、お店を発展させた起爆剤であり、神谷さんのアイデアの結晶でもある。

店主より一言

店舗情報

連絡先 TEL:03-3338-6788
FAX:03-5373-0140
住所 〒165-0033 中野区若宮3-44-14

店舗PR、お知らせなど

 「金の卵」と呼ばれる多くの若者が東京に降り立ち始めた頃、神谷さんも埼玉県加須市の農家の実家から上京した。15歳の少年の目に、精肉店の求人募集が飛び込む。「肉が食べたい」という思いが大きくなり、昭和27年に港区白金の精肉店へ修業に入った。

 住み込みをしながら、ひたすら働いた。建設中の東京タワーを見上げながら、枝肉の扱いから配達など、精肉店に必要な仕事は何でも吸収した。やらないと終わらない仕事量にも、「つらいと思ったことは一度もない」ときっぱり。当たり前と思っていたし、働くほどに稼げる仕事はやりがいがあり、面白かった。

 修業を始めて10年が過ぎた頃、独立して店舗を開業する場所を探し回る。当時はどこにも精肉店がある上、青果店、鮮魚店も数多く軒を連ねたため、場所は限られてきていた。結果的に決めたのは、西武線都立家政駅前の商店街を抜け、住宅に囲まれた通りの一角。「静かだし、何とかできるだろう」と、楽観的にとらえて昭和32年にオープンした。
店

オリジナルの惣菜類。ウインナー、フランクフルト、ポークチャップ、味噌漬け、焼き豚、ベーコンと、種類は豊富

考えては作る惣菜

 開店して慣れるまでは大変だったが、やがて近隣から多くのお客が付いて繁盛する。お店の魅力は「一回食べておいしかったら、また来る」気にさせる品ぞろえにあった。

 「他人がやっていないことをやる」。その思いで他店との差別化を図るため、高品質の精肉を使ったウインナーやベーコンを作ると、たちまちヒット。その後も、味噌と豚タレのバランスが絶妙な「豚の味噌漬け」、骨付きで出汁が美味しい「ポークチャップ」など、数々のロングセラーが出た。

 長年愛されているコロッケは、牛肉、ジャガイモ、タマネギを材料に、自家製の焼き豚のタレを加えて味付け。「昔ながらの普通のもの」と言うが、他にはない独特の味に仕上がっている。

 新しいメニューを考えるのが面白く、アイデアを次々に湧き出して作り続けた。また、気になる肉料理を目にするたび、修業中に身に付けた器用さで同じように再現。それが人気になることで、さらにメニュー作りに拍車がかかる。こうして出来上がったオリジナルメニューは数えきれないほどになった。

 「お肉が良いから、美味しいものが作れる」と神谷さん。

 精肉の品質が、惣菜類の安定的な美味しさへの自信となっている。

 それだけに、精肉は長年の経験と自らの目で厳選。特に牛肉はこだわりを見せ、和牛のA4・5以外は仕入れない。品質を重視して、産地は特定しないが、質と価格に折り合いが付けば積極的にブランド牛を手にしている。値段に合わせず、品質に合わせた選び方の精肉は、「安心して売れる」と自信の品ぞろえ。肉の品質やおいしさ、生産者の労苦などを伝えるのも、対面販売の大事な要素だ。

 「良い物をそろえて、お客さんに納得してもらう。これが一番」
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注文が入ると、竜太さんと呼吸もピッタリに作業が進む

2代目へ任せつつ 

 現在は息子の竜太さん・寿美恵さん夫婦が中心になって仕事を進めている。高校卒業後に食肉の専門学校に入学して初めて肉の技術を身に付けた竜太さんは、ハムのメーカー、牛の問屋を経て、平成4年から家業に入った。広い作業場で神谷さんとの呼吸も合わせながら、枝肉をさばいたり、肉をミンチにしたりと、テキパキとこなしていく。寿美恵さんは揚げ物を揚げる傍らで、馴染みのお客の好みや分量などを聞いて精肉や惣菜を包んでいく。

 「和牛だけでは厳しい時代」と竜太さんは気を引き締めるが、年末になると冷蔵庫がいっぱいになるほど正月用の牛肉の注文が入り、毎日徹夜の作業に。繁盛して昭和56年に建て替えた現在の店舗の広い作業場は、商品でいっぱいになる。しかし、普段は3人で作業するには持て余し気味な広さなので、コンパクトにまとめて「建て直し、きれいにしたお店に」するのが竜太さんの目標だ。

 作業場を縦横無尽に行き来する48歳の2代目へお店を任せ切った安心感を持ちながら、神谷さんは店頭に立つ。

 「仕事をしなくても、店に出ている方が楽しい」

 79歳でも、その活力がお店の隅々まで行き渡っているようだ。


【「東京食肉新報」2017年(平成28年)10月号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

142-0053
品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

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足立区島根3-24-18

レシピ紹介

レシピ1

素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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