東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

(株)マルマンストア 本社PCセンター

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特選肉を取り扱うお店

モツを取り扱うお店

人気のお総菜のお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

米国のリンカーン大統領のように、堂々とした姿で椅子に座っている像が昨年11月18日に除幕された。モデルは㈱マルマンストア(中野区中野)の柳萬治会長。花火のようにはかないパーティーより、長く後世に残るものをと、日越洋治社長が柳さんの米寿の誕生日を銅像で荘厳した。像は功績を伝えるだけでなく、会社の発展に大事なものも刻まれている。

店主より一言

店舗情報

連絡先 TEL:03-3368-1111
FAX:03-3366-1772
住所 〒164-0001 中野区中野1-60-11

店舗PR、お知らせなど

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地上2階地下3階の本社社屋前に、地下にある小売店の入口がある

牧場をやりたくて

 新潟県柏崎で昭和19年に小学校高等科を卒業した柳さんは、いすゞ自動車の前身の軍需工場で終戦を迎え、その後は九州の炭鉱、横浜の堤防工事などを経験。自宅が乳牛を飼っていたことで、大牧場の経営を志す。神奈川県小田原市のでん粉工場の工場長が同郷であったことで、紹介を得て家畜農家で働き、またその農家に出入りしていた箱根の精肉店から誘いを受けた。全て牧場経営の夢のためと、人一倍働いた。朝4時に起床、農家で豚を買い付け、屠場の帰りに精肉店へ卸し、帰ると旅館やホテルに肉の配達。寝るのはいつも夜12時頃だった。

 精肉店の修業が10カ月を過ぎた頃の正月、あいさつに行った原宿の叔母の家に泊まり、朝に買い物を頼まれて原宿通りの商店街へ行くと、広さ8坪の建て売りの商店が目に留まった。「こんな所で、肉屋をやってみたい」。叔母に事情を話して協力を仰ぎ、昭和25年、ちょうど20歳の時に精肉店を開業した。

 開業しても待っているだけではお客が来ないので、天ぷらやコロッケなど惣菜を作って近隣へ売り歩いた。得意先も多くなったところで仲間を得て、開店したばかりの店舗を売り、新宿で新たに開業。車も買って卸しにも幅を広げた。卸し先が増えていく中で、中野に代金未払いのお店が。それがきっかけで昭和27年、現在の本社のすぐ近くに位置するそのお店を柳さんが再スタートさせることになった。

 中野では知名度がなかったので、顧客を作るために飲食店の皿洗いを手伝って信頼を得るなど、体当たりの営業を続けた。やがて、精肉の小売りと業務用の卸しで経営は安定。ライバル店が増えていく中でも店舗数は増えていった。しかし、市場の様子を見てスーパーの時代の到来を察知。昭和44年から食品主体のスーパーを始動し、20店舗以上展開した精肉店をスーパーへ転換、昨年9店目をオープンした。
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夕方に賑わう本社地下の小売店。従業員が精肉のカットや販売など複数の業務を受け持つ

負けん気が成功に

 事業をここまで大きく出来たのは、柳さんの負けん気の強さが原動力だ。少年時代の同級生や青年期の同僚から受けた辛い仕打ちにも、「今に見てろ」と将来の成功を目指した。そのために、仕事では「人の嫌がること」「人のやらないこと」「人のやれないこと」の3つを実践。どこへ行っても重宝がられ、人の心をつかんでいった。こうしたことから「他人には親切に」の心が養われ、事業の進めていくうえでも大事な要素となっている。

 店舗の数が増えていく中で、一番の課題が従業員の教育だった。食肉の知識がない、計算ができない、中には不祥事を起こすことも。それでも柳さんが、歩留まりや計算尺などを教え、脱骨などの技術を伝え、親身になって接した。現在でも、対面販売、精肉のカット、卸先への配達と、何でもできる人づくりが実践されている。

 「一生懸命やれば良いことある、と思ってくれるように」と、9つのスーパーを展開する規模になった今でも、従業員を思う心は変わらない。
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銅像には「歓喜」「授与」「繁栄」「幸福」の文字が刻まれている

今でも通じる精神

 スーパーとなっても、精肉店の強みが生きている。本社地下にある作業場では、枝肉をさばいてパーツに分け、各店へ配送。開店当初は魚の方が高い売り上げも、やがて味の良さに気付いたお客によって精肉の方が高くなる。決まった餌と飼育期間で育てた埼玉県産の「金井豚」は、一般の豚肉と違いが判るお客がいるほどだ。

 唯一の精肉の専門店が本社地下で展開している。カウンター裏でさばかれた精肉が並び、手ごろな価格で提供。ローストビーフなどは、柳さんが昔から作ってきた手作りの味に。夕方になると近隣の主婦などが来店し、精肉店の原点は健在だ。

 「肉を強みとした店を展開したい」と、日越社長は都心で駅前の立地でさらなる拡大を目指す。目を付ける物件は、フロアの形が不便などの理由で他社が難色を示したところ。それを工夫と発想力で繁盛させてきた。商品への考え方、従業員への対応、事業への発想が「すべて同じだから、何も言うことはない」と、柳さんは日越社長へ全幅の信頼を寄せている。

 「お客さんに喜んでいただくことで、会社は繁栄し、社員が幸せになる」

 柳さんが30歳の時に打ち立てた商売への精神を、日越社長も「今でも通じるもの」と自身の心に刻む。

 「歓喜」「授与」「繁栄」「幸福」

 銅像に刻まれた言葉は、銅像とともに何十年、何百年と会社を発展させていく宝の言葉として伝えられていく。

【「東京食肉新報」平成30年1月号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

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品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

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足立区島根3-24-18

レシピ紹介

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素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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こんにちは。ボクたちは食肉組合のマスコットキャラクターです。
ボクの名前はモグモグ。お姉さんの名前はメイプル。
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