東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

(株)近江屋牛肉店

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特選肉を取り扱うお店

卸業のお店

人気のお総菜のお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

 築地場外市場の朝は早い。目利きが選んだ味を楽しもうと、多くの観光客が通りを埋める。その中で㈱近江屋牛肉店(寺出昌弘社長、中央区築地)は朝6時から開店。12人の従業員が、全体の7割を占める業務用の精肉をカットしたり、店頭での販売に笑顔で接客したりと、市場の熱気をさらに高めている。約80年にわたる繁盛の根底には、3代にわたる近江商人の魂があった。

店主より一言

店舗情報

営業時間 6:00~14:30(定休日:日・祝・築地市場休場日)
連絡先 TEL:03-3541-7398
FAX:03-3541-7478
住所 〒104-0045 中央区築地4-14-1-104
URL https://www.tsukiji-oumiya.com/
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店舗PR、お知らせなど

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近江牛など上質な精肉をそろえ値札には調理例の写真も

 通りに面したショーケースには、近江牛をはじめとした上質な精肉がズラリと並び、道行く人たちの目を引くのに十分な品ぞろえ。しっかりと管理したエイジング肉。女性の目を引く高級感漂わせたイベリコ豚。値札には料理の写真も掲載することで調理の提案をする。  「売り場は明るく買いやすく。お客さん目線で」と寺出さん。

 活気に満ちて気軽に立ち寄れるお店の雰囲気と、お肉の美味しさを堪能できる品ぞろえは、お客の喜びこそが何よりとする思いから。それは同店の歴史そのものでもある。

ルーツは滋賀県に

 近江牛のふるさと滋賀県で丁稚奉公をした祖父・泰三さんが暖簾分けで1929年(昭和4年)、荒川区小台銀座に食肉卸小売店として開店したのが始まり。勝どきに親戚が多くいたことから、戦後間もなく築地場外市場に移転した。父・惠宥さんは飲食店や料理店への卸販売や直接配送に軸足を移し、時代を捉えながら発展を続けてきた。

 お店の勢いとは反対に、寺出さんは「店を継げない」と思うほど内気な少年だった。小学3年生から始めたボーイスカウトで、スキルの向上やチーム力の習得、大学卒業までやりきった達成感が自信となり、就職したスーパーでリーダーとなり力を発揮。しかし、自信過剰を指摘され、パートさんたちから反発を買い窮地に。対話で和解をし、「自分が素直になって初めて人を動かせる」ことを実感。6年にわたる修業で得た宝の一つだ。

 父の体調不良により、家業へ入ったのは28歳の時。父から厳しく商売のノウハウや取引先との掛け合いを学ぶ。その中で見えてきたのが、祖父が店頭に掲げた看板の言葉。

 「お客様の『おいしかった』が、私の元気です」

 世間に奉仕の心を持ち、お客を喜ばせ、商売を成り立たせる、近江商人の教えを凝縮したような言葉を、寺出さんは経験を重ねるたび心の琴線に響かせながら事業を拡大していった。現在は企業理念として掲げている。また、社訓として、「お客様・社会の為に」「質の高いものを常に提供し」「常に倹約に務め」「景気の動向に惑わされず商売します」と、4つの柱を立て、初代からの思いを受け継いでいる。

 50歳を迎えた4年前、父亡き後に自身のルーツを求め祖父の本籍地である滋賀県の蒲生へ。たどってみると、まさに近江商人発祥の地。地域のゆかりの人たちと交流を重ねることで、東京で育ちながらも祖父や父の日常の振る舞いから近江商人の魂が自然と備わっていたことを意識し始めた。

 「近江は他人ではない」との思いが芽生えてお店の商品を見ると、近江牛がない。父は出荷頭数が少なく取引が難しいため扱っていなかった。かつて祖父は近江牛の販売普及に尽力したことで近江肉牛協会から感謝状を得ていたことも知り、「近江牛を売るのは使命だ」と決意。同協会に再入会し、お店の原点に返って販売を進めている。
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「築地デリ」ブランドとしてみそ漬け5種を押し出し、通販も展開する

築地場外移転なし

 築地市場が豊洲に移転することで、場外市場は大きな転換期を迎えている。築地場外市場商店街振興組合の副理事長を務める寺出さんは、「築地あっての近江屋」と地域への思いも強い。市場とともに場外市場の466店舗まで移転して地域が衰退する、と世間では思われていることを危惧し、「築地は残る」「本物が残る」とさまざまな場面で情報発信。ラグビーのワールドカップと東京オリンピックを視野に入れながら、行政とも協力し、さまざまな対策やイベントを企画するなど、場外市場を守るため奔走する。

 築地のブランド力をアピールするため、場外市場では「築地デリ」ブランドを立ち上げ、各店で「本物の味」を前面に押し出す。同店では国産豚のみそ漬け5種を提供。人気の焼豚やギフトなどもあわせ、時代を捉えたネット販売やテレビでの通販も活用し、代々つないだものから新しい価値を生み出そうと奮闘中だ。

 「自分から方向を決めて、スペシャリストの店にする。お客さんから『あそこは間違いないから』と言われるように」

 こうした取り組みで、地域を盛り立て、お客が喜び、従業員が幸せになり、お店が成長していけばと、合間に「使命」の言葉を使いながらロマンを語る寺出さん。「それができた時に、祖父と父が笑ってくれているかも」と二人の面影を思い浮かべ、さらなる高みへ「使命」の道を歩む。


【「東京食肉新報」2018年(平成30年)9月号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

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品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

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足立区島根3-24-18

レシピ紹介

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素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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ボクの名前はモグモグ。お姉さんの名前はメイプル。
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