店舗内を見れば、ブランド牛のポスターがぞろぞろと。宮崎牛、隠岐牛、のざき牛と、高級なブランド牛の名前が躍ります。中でも注目がオリーブ牛。香川県産のオリーブをエサとして肥育し、食肉業界で高い評価を得たブランド牛です。県を挙げて各方面に推薦していますが、あまり県外では流通しない幻のような存在。しかし、同店は長年にわたり各地域のブランド牛を扱っていることから信頼も厚く、数少ない取扱店に。やはり評判は上々で、お客さんが「また食べたい」「もうないの？」というほどで、あまりの珍しさに食肉業者が買っていくこともあったとか。

　さて、実際にショーケースにはどのようなお肉が並んでいるのでしょう。まずは牛肉から。どの札にも「黒毛和牛」の文字が。「ステーキ用」「焼き肉用」と表示されるのはもちろんですが、さらに細かく分類されています。サーロイン、らんぷ、シャトーブリアン、ヒレと、ちょっと贅沢そうな単語が飛び交います。さらに中段左端を見ると、「特選　サイコロステーキ」がある横に、最近の赤身指向を意識して「脂の少ない」と訴えたものまで並べてあるではありませんか。隣の棚には熟成肉まであります。これほどまでに細かくハイレベルなニーズに応えている品揃えで、満足度は高くなる一方です。

鹿児島産のや埼玉産のブランド豚が料理に応じたカットに

　豚肉の品ぞろえも気になります。値札には「かごしま黒豚」と王道を行きます。同じく鹿児島産で「薩摩美豚」と。バッグなどのブランドで似たような音の名前を聞きますが、美しい豚と書いていることから肉質も味もその名に恥じないでしょう。さらに、狭山丘陵チェリーポークという埼玉県産のブランド豚まで幅広いです。

　こうした肉が部位ごとに様々な料理に応じてカットしてあるため、このような種類豊富なショーケースになるとのこと。豚ひき肉だけでも５種類も用意しているというのですから、その数の多さに美味しいお肉を提供するという努力とこだわりが感じられます。

お店の生肉を使った総菜コーナー「にくのくに」。ちなみに、どちらから読んでも「にくのくに」

　これほどのお肉なら、食べてみたい。だけど自分で調理するのは難しい。飲食店で食べたくても、どこに行ったら良いかわからない。という方でも大丈夫。精肉売り場の近くにある惣菜コーナーのお店「にくのくに」で、惣菜とお弁当が販売されているのです。

店頭ではオーブンで焼いた出来立ての焼豚を


　お店の正面にあるオーブンの中には、赤々と照らされた同店自慢の薩摩美豚を使った焼豚。美味しそうに焼けていく姿を見ているだけで、期待感が増してきます。このほか、スペアリブ、ローストチキンなど、焼きたて、出来立てのお肉料理がそろっているのです。

　やはりお肉屋さんの惣菜と言えば揚げ物です。ショーケースを見ると、薩摩美豚のロースを使ったコロッケをはじめ、ロースかつ、串カツなど、種類豊富にそろっています。たとえば「メンチ」と言っても、豚肉メンチから始まって、レンコン、キャベツ、カボチャなど、それぞれ野菜を主役にしたものもあれば、半熟卵が入った「とろたまメンチ」もあります。

名前を冠した「ふじまきメンチ」には黒毛和牛、淡路島産玉ねぎ、牛スジと贅沢な素材が

　その中で特にオススメが、店名を冠した「ふじまきメンチ」。黒毛和牛を使っているだけでも高級感あるのに、甘さが強くて人気の淡路島産の玉ねぎが入っています。これだけで終わらず、3時間煮込んだ牛スジも。まさに、同店の魅力と牛肉の美味しさをギュギューと一枚に詰め込んだ贅沢なメンチです。

お弁当もお店のお肉を使ったお肉料理を詰めてお手頃価格

　ランチタイムに食べたいという方には、お弁当があります。同店のお肉を使った料理をメインにしてあり、ハンバーグ、から揚げ、生姜焼き、牛タンなど、ブランド肉を使ったものばかり。それで５００～７００円の価格帯というお手頃価格です。

焼き鳥の鶏肉は「つくば鶏」。もちろん、タレと塩とあります

　晩酌には焼き鳥を、ということでしたら焼き鳥も注目です。ここでも「つくば鶏」というブランド肉を使っておりますので、ひと味違うものばかり。店員さんが一つ一つ手で刺して焼いており、美味しさもひとしおです。

　同店のお肉は一頭買いで仕入れているために、満足度の高い品質と価格を実現。細かいニーズや好みに合わせられる豊富な精肉。お肉の美味しさをいつでも手軽に楽しめる惣菜類とお弁当。しかも、様々な地域から集まるブランド肉。お肉にはこだわりを持っているという方も、お肉料理でお腹を満たしたい方も、毎日来ても飽きないお店です。

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