東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

(株)まつばや

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特選肉を取り扱うお店

モツを取り扱うお店

人気のお総菜のお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

ガラス張りの明るい店舗前で基さんと妻・さだこさん。左の花壇はさだこさんが花を植えている


 上質な精肉と安くておいしい惣菜類。㈱まつばや(基幸雄社長、世田谷区桜丘)には長年にわたり作り上げた、お肉の楽しみが詰まっている。ショーケースにはきれいにさばかれた精肉はもちろん、基さんが作り上げた味の惣菜類がズラリ。店内の壁には地域の小学生から贈られた色紙が。「いろんなうまそがそろってる。うまさのひけつはなんなのか?」。銘柄の牛豚肉だから? 手作りの惣菜だから? 答えは作業場の中に。

店主より一言

店舗情報

連絡先 TEL:03-3426-0637
FAX:03-3426-0638
住所 〒156-0054 世田谷区桜丘2-24-19

店舗PR、お知らせなど

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お店で扱うお肉は全て枝肉から。一つひとつ丁寧にさばく

質の良さは枝肉に

 作業台に豚の枝肉が横たわる。包丁を手に、脱骨の作業をする基さん。骨の位置を指で確かめると、骨をなぞるように刃を入れる。小さい骨は包丁の先を繊細に使いながら丁寧に。大きい骨は、力を込めて引き抜いたりして大胆に。最後はきれいに肋骨が抜かれて、その跡がくっきりと残る肉塊となった。

 豚肉は銘柄豚を扱い、千葉、茨城、群馬を中心に仕入れ。東北や鹿児島のものなど「方々から来る」のは、「良い豚」を手にしたいから。現代ではすでにカットされている部分肉を扱う精肉店が多いが、枝肉で仕入れている。自らの手でさばくことで、品質を確保できるのが強みだ。その甲斐あって、お客からは「味が他とは全然違う」と評判が良い。

 まるでパズルをしているかのように、枝肉を骨と肉に分けていく基さん。手際の良い作業は、基さんがお店に入ってすぐに習って身に付けたものでもある。
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店内に飾られた色紙。「うまさのひけつはなんなのか?」

鹿児島から東京へ

 鹿児島県の中学校を卒業したばかりの昭和38年、基さんに東京行きの話が舞い込んだ。「お肉屋を手伝ってほしい」。同店の先代社長の妻が鹿児島出身で、その弟から声を掛けられた。昭和34年に開店した同店では、若い力を必要としていたところ。「大阪までは行ったけど、東京は外国に行くみたいだった」が、決意をして東京へ旅立った。

 同世代の仲間と4人で入店し、お肉のさばき方や惣菜づくり、御用聞きなど、多くの仕事を身に付けていった。当時は近隣にスーパーはなく、家族が多い所帯もあちこちにあったため、お肉は良く売れた。多忙を極める中でバイクの免許を取得し、配達の帰り道で車にはねられ3か月入院する事故に遭ったのも、笑いながら話せる思い出だ。

 複数の支店を構えている中で昭和49年、基さんは成城にある支店を任された。妻・さだこさんと二人三脚で切り盛りし、それまで磨き続けた腕前を発揮。順調に進んできたが、先代社長が体調不良のため昭和54年に現店舗へ復帰し、そのまま業務を引き継いだ。社長に就任したのは平成10年からである。
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コロッケを揚げていくさだこさん。シンプルな作りは素材が良いから

美味しさと優しさ

 夕方になると、豚のラード100%の油が入ったフライヤーに火が入る。型で均一に整ったコロッケが次々とキツネ色に揚がっていった。「昔懐かしの味と形」で、きめ細かいねっとりとした舌触りのポテトに、牛肉と玉ねぎを入れたシンプルな味。

 メンチは、牛・豚肉をたっぷりと使った大きめのサイズ。かじると肉汁でしっとりとしており、肉の美味しさが口の中いっぱいに伝わる。同じように、ハンバーグも自家製で上質な肉を使っている。つなぎで卵などを入れていないので、学校や幼稚園、老人ホームなどの納めの際にはアレルギー対策としての優しい効果が。

 「今は、卵や牛乳などが入っていないものを探すのが難しい。うちの惣菜は余計なものを入れないから、アレルギー対策として納めの注文が入ります」

 他にも、スタミナ漬けや味噌漬けのタレは、基さんが長年にわたり試行錯誤して作り出し、独特の味を作り出している。ロールキャベツ、ギョーザは「お肉たっぷり」な作り。とんかつは厚切りだ。

 こうした惣菜類を手ごろな価格で提供。コロッケは70円、メンチは100円、トンカツは120円。内容と大きさを考えると、良心的だ。牛肉は前沢や仙台のブランド牛を使っていても、この価格なのは「数年間、価格を上げていないから」。安さと美味しさに魅かれ、毎日近隣のお客が立ち寄って惣菜を購入していく。

 「手でさばくことで、美味しい部分だけ使って惣菜が作れます」と基さん。複数の惣菜を夫婦二人で作るのは大変な作業だが、「できることだけやってきた」とさだこさんは手を休めず作業を続ける。美味しいお肉と惣菜のため、一つひとつの作業を丁寧に積み重ねていく先に、お肉の美味しさとお客の笑顔があるようだ。

 「あと10年はやりたいね」と、力強く包丁を握る70歳の右腕に力が入った。

【「東京食肉新報」2018年(平成30年)7月号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

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品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

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足立区島根3-24-18

レシピ紹介

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素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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食肉組合のマスコットキャラクターモグモグ

こんにちは。ボクたちは食肉組合のマスコットキャラクターです。
ボクの名前はモグモグ。お姉さんの名前はメイプル。
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