東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

(株)ミートショップ金井

ミートショップ金井

特選肉を取り扱うお店

人気のお総菜のお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

お店と地域に思いを込めて

 クリスマスに備えて、500本のローストチキンが作業台に山と積まれる。お正月用の精肉は、冷蔵庫の中で大きなスペースを取っていた。「ハミングロード」の愛称を持つ板橋区の蓮根中央商店街に展開する㈱ミートショップ金井(金井務社長、板橋区蓮根)には、年末になると近所だけでなく、遠くからでも上質な肉を求めてお客が集まってくる。その賑やかさは、金井さんが商店街と地域、お客を大事にしてきたことを表しているかのようだ。

店主より一言

店舗情報

営業時間 9:00~19:30(日曜定休)
連絡先 TEL:03-3966-1848
FAX:03-3966-2003
住所 〒174-0046 板橋区蓮根2-23-16 

店舗PR、お知らせなど

ミートショップ金井3

ラードは週2回交換し、手作りの揚げ物の旨みを出す

「良い物がそろう」

 魚も野菜も、良い物がそろう商店街。それだけに、金井さんは「良い物がそろう」精肉店に作り上げてきた。牛・豚・鶏は全て国産にこだわる。信頼のおける業者との綿密な品定めで、確実に高品質なものを入荷している。

 価格はスーパーより高価になるが、質に重点を置くお客からは「食べると一味違う。価格は高くても新鮮でおいしい」と評判だ。普段はスーパーに通うお客も、年末だけは良い肉を求めて来店することも多い。お正月向けの精肉は、そのようなお客からの予約でいっぱいになる。

 「普段からうちの肉の味を知っているから、毎年注文が入る。特別に何かしているわけではないが、しっかりした物で真面目に商売していれば、『あの店の肉は美味しい』と思ってくれる」

 とんかつ、コロッケ、メンチ、唐揚げなど、ショーケースには人気の揚げ物が並ぶ。「どこにでもある揚げ物しかやっていない」と金井さんは笑うが、週2回のペースでフライヤーのラードを入れ替える。「脂っこいのは時代に合わないかもしれないけど、これでないとうちの味ではなくなる」と、ラードだから出る旨みを重視する。

 鶏の皮は串刺しにして、唐揚げ粉をまぶしてフライヤーへ。1本40円と、手ごろな価格。子どものおやつや、ビールのおつまみとして人気がある。納めている保育園からの注文で鶏肉は皮をはずし、それを有効活用したものだ。

 店内の窯で蒸かして皮をむき、揚げているポテトフライのように、惣菜類は手間暇をかけて調理したものばかり。スーパーなどで出来合いのものに少し手を加えるだけのものが多い中、手作りを守り続けている。


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店舗に掲げてあるおしゃれでかわいいデザインの看板

思いが詰まった店

 お店の草創期は、父・二郎さんが卸問屋に勤めた戦前にまでさかのぼる。自転車に肉を積んだリヤカーを繋いで、三河島から都内を売り歩いていたが、戦争のために商売は休業。戦後に常盤台の親戚の援助もあって、住まいを兼ねた小売り・卸の店舗を構えて開業を果たす。


 現在の店舗の場所に移転したのは昭和33年。当組合に携わっていた父・二郎さんは、組合の知人に配慮し、なるべく商圏が重ならない地域を模索した。その結果、戸建ての住宅地に囲まれ、4階建てで36棟もある公団住宅が近いことから決断をした。

 読みは当たった。地域の人口が増加し、お店のある商店街は買い物客で通りの端が見えなくなるほど、地域で一番賑わった。売上は増加し続け、品物をケースに出せば飛ぶように売れていく。開業時は11歳だった金井さんは、「大変な仕事だから、早く手伝わなくては」と、働く父の背中を見て育った。

 昭和40年に高校を卒業すると、お店に入り、肉について一から学ぶ。骨抜き、成形、スライスと、素早くきれいな仕事を常に意識し、腕を上げる。その腕前は地域の豚肉成形の技術コンクールで、精肉会社の職人を退けて優勝するほどになった。

 それから約30年が経過し、代表者としての仕事を引き継ぐように。正式に代表者となったのは2000年の53歳になった時だ。

 子供たちの独立や住み込みの従業員の減少で、住まいを兼ねた2階建ての店舗は3年前に全面的に改築をした。1階が店舗、2~3階が賃貸住宅。近代的で明るいカラーの建物だ。

 店舗はガラス張りで外からも店内の様子が良く見え、明るさが引き立つ。作業場は金井さんの思いを凝縮し、大きな作業台と冷蔵庫、調理場の連携がしやすい配置に。作業場からお客が良く見えるようにしてあるのが、一番意識した点だ。

 看板は、かわいらしい牛・豚・鶏のイラストをまとめたロゴ。大々的に店舗名を表記したものではなく、欧州で見られる店頭を飾る鉄細工のような雰囲気に。フランスやドイツを旅した時、おしゃれな看板に惹かれては写真を撮影。改築の際、デザイナーへイメージを伝えて出来上がった。亡き妻・栄子さんが、店舗にさまざまな思い入れを込めた中でこだわった点の一つでもある。

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クリスマスに備えてローストチキン用の鶏肉の仕込みに

 次の課題は世代交代だ。従業員は家族・親戚だが、高齢化が進む。長男・大幸さんは一般企業に勤めている。いずれ若い人材を育て、「孫の代へ受け継がれていってくれれば」と展望する。

 また、商店会の役員でも活躍し、商店街の活性のために当組合で応援する香蓮さんのライブを企画するなど、自ら動いて全面的に協力をしている。町会では副会長も務め、地域に貢献する。

 「自分の店だけでなく、商店街に来る人が増えないと、お客さんも増えていかない」

 お店も地域も背負う68歳が活躍するステージは、まだまだ多そうだ。

【「東京食肉新報」2016年(平成28年)1月号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

142-0053
品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

121-0815
足立区島根3-24-18

レシピ紹介

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素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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こんにちは。ボクたちは食肉組合のマスコットキャラクターです。
ボクの名前はモグモグ。お姉さんの名前はメイプル。
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