東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

(株)井上畜産

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特選肉を取り扱うお店

人気のお総菜のお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

上質な精肉とこだわりの惣菜を並べたショーケースとともに井上勝信社長と妻・由加さん


 戸建て住宅やマンションが並び、ところどころに歴史を感じる家屋があるなど、多彩な顔を持つ通りに、レンガ造りのようなビルが目を引く。明治の文豪など文化人が居を構えた、文京区の落ち着いた雰囲気の地域にマッチしたデザイン。それは、㈱井上畜産(井上勝信社長、文京区小石川)の歴史の語り部でもあり、長年にわたり地域のお客に愛され続けた証でもある。

店主より一言

店舗情報

連絡先 TEL:03-3813-0868
FAX:03-3813-2298
住所 〒112-0002 文京区小石川1-25-10

店舗PR、お知らせなど

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昔の面影を残す通りに面するレンガ造りのような店舗

 父が開業のために店舗を探していたところ、東京のど真ん中である文京区の現地に新天地を見つけた。昭和38年8月に開業した当時は、青果店や鮮魚店、乾物店など、多彩な商店が並び、活気のある通りだった。質の良い精肉が評判となり、主婦を中心に地域のお客から親しまれ、店頭に行列ができることも珍しくなかった。

 暮れなど多忙を極める時期には手伝いをして育った井上さんが後継の道を歩んだのは、「何となく、そうなっちゃった」と笑う。大学を卒業後は食肉学校に通って、食肉を扱う技術や店舗経営について力を養い、家業に入ったのは23歳の時。食肉学校で習った理論と、実際の店舗での実践とのギャップに戸惑いながらも、包丁を手に日々必死に取り組んだ。

 お店は順調に繁盛したが、時代を経るごとに周辺は商店が姿を消し、代わりにマンションが建つなど環境が変化。さらに近隣には複数の大手スーパーが進出し、人の流れも変わった。それでも、お店の昼休みが終わる3時を過ぎれば、若い主婦から男性など次々と客足が絶えなくなる。そうさせるのは、「良いものを並べている」と胸を張る上質な精肉の数々はもちろん、細かいニーズに応えようとする井上さんの思いにある。
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自家製のハンバーグは特に人気で、味噌漬けは石川県から取り寄せた味噌で作るこだわりの一

こだわりの惣菜類

 牛肉はA4~5の山形牛や常陸牛を扱う。「やはり、味が違う」と以前は枝肉を自らさばいていたが、今は問屋に依頼したものを仕入れる。売れ筋はサーロインや肩ロース、イチボなどだ。ショーケースにはブロックの状態で並べ、注文があればブロックを見せながらサシの入り方など精肉の様子を説明。調理法や切り方など、精肉を間にしてお客と対話しながらカットに取り掛かる。

 例えば焼肉やしゃぶしゃぶは厚みを調整するなど、オーダーカットが可能。年配のお客へは、少量の注文にも柔軟に対応できる。少し時間と手間はかかってしまうが、目の前で確認したものをその場でカットするので、お客も納得の買い物ができて安心だ。

 「なるべく美味しいところを選び、丁寧に。お客さんのいろいろな要望に応えられるようにしたいです」

 ハーブをエサに混ぜて飼育した国産豚肉「ハーブ豚」も自慢の一品だ。一般的な豚肉よりさっぱり感があり、特有の臭みがない。鶏肉は地鶏と軍鶏をかけ合わせた「阿波尾鶏」も評判を得ている。

 近隣は共稼ぎ家庭や高齢者が多いので、これらの精肉を使った惣菜類を目指して来るお客も多い。俵型に整えた自家製のハンバーグは特に売れ筋。豚肉の味噌漬けは、石川県から取り寄せた白味噌をブレンドして作るなど、井上さんのこだわりが詰まっている。週に1~2回のペースで作る焼豚はつるし焼で作り、いつも売り切れるほど。冬には鍋に合う鶏団子が人気だ。もちろん、コロッケやメンチなどの揚げ物類も、安定的な売れ行きを誇る。

 メニュー開発には「特別なことはなく、見ていていいなと思ったら作ってみる」と井上さん。妻・由加さんと協力しながら、手作りの温もりがこもった惣菜類の調理に汗を流している。
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接客では精肉のカットやレジ打ちなど呼吸がピッタリと

地域の子供たちへ

 現在はコロナ禍の影響はあるが、フランス料理のレストランなど飲食店からの注文も多い。地域の保育園や学校への配達は約20件にも及び、地域からの信頼の厚さをうかがわせる。朝6時から作業に取り掛かり、二人だけなので7時頃の配達業者が来るまでの間は大忙し。その後も、井上さんは店内で精肉をさばき、由加さんは保育園へ決められた時間内に数件を配達する。

 作業は膨大になるので、二人だけでは大変だ。伝票を起こすのにパソコンを使ったり、配達を業者に委託したりと、効率化を図りながらお客への対応へ注力している。お店を休んでお客に迷惑とならないようにと、自身の健康面にも十分配慮。無理のないようにと気を使ってくれるほど、常連客からの信頼も厚い。

 「二人のうち、どちらが欠けても成り立たない。地道にやってきたからできている」

 お客の笑顔のため、多彩で上質な商品を用意し、ひたむきに仕事に向き合う。その姿が、時代の変化にもかかわらず、良いお客、良い商品に恵まれたのかもしれない。

【東京食肉新報2022年(令和4年)4月号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

142-0053
品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

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足立区島根3-24-18

レシピ紹介

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素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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※店舗へのお問い合わせは、各店舗にご連絡ください。

食肉組合のマスコットキャラクターモグモグ

こんにちは。ボクたちは食肉組合のマスコットキャラクターです。
ボクの名前はモグモグ。お姉さんの名前はメイプル。
組合員のお店で買い物すると、手提げのビニール袋や包装紙に印刷されているよ。

東京都食肉生活衛生同業組合/東京都食肉事業協同組合

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