おいしくお肉を食べようよ！マイスター紹介『藤森畜産』

藤森畜産

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屋上に書いてある「びっくり」とは…？

　お肉屋さんのお肉は高い。
　入ったら、買わなくちゃいけない雰囲気。

　スーパーでお肉を買う方は、こうした思いがあるのではないでしょうか。確かに、お肉屋さんのお肉は高品質な国産のお肉で、鮮度も良く、味も格段に良いので、それだけ値が張るという面があります。しかし、藤森畜産を覗いてみたら、お肉の価格への考え方がガラッと変わり、お肉屋さんで買ってみたくなるかもしれません。

　同店は葛飾区の下町にあるお肉屋さん。周辺は年季の入った民家もあれば、新しい家屋もある、庶民的な町です。バス通りに面して、クリーム色のビルの１階に小売店が。ビルの屋上には「牛豚肉びっくり市」とあります。どんな「びっくり」があるのでしょう。

上質のお肉が割安に

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　店内にはショーケースの中に牛・豚肉がずらりと並んでいます。すき焼き用や焼肉用、しゃぶしゃぶ用など、さまざまな用途に応じてカットされており、種類も豊富です。牛肉は赤身の霜降りのバランスも良く、Ａ５、Ａ４ランクのものばかり。

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　豚肉も艶があってきれいです。

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　内臓肉もあって、楽しみも幅が広がります。

　それと同時に目を引くのが価格（平成29年９月時）。どれも国産でありながら、割安です。しかも、「サービス品」としてさらに割引しているのですから、お肉屋さんのお肉の品質を考えればお財布の紐も緩くなりそう。

　焼豚も作られていました。紐を巻いて脂肪がプリプリしている上に艶が出ています。しっかりタレが染み込んで美味しそうです。

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　ローストビーフのレシピが置いてありました。文面だけを見れば簡単に作れそうな気がしますが果たして…。お肉を買って試してみたくなります。

　「スーパーの方が…」と思うかもしれませんが、何と同店の斜向かいには駐車場付きのスーパーが。それでもお肉だけは同店で買おうというお客さんが多いそうです。美味しさと品質を考えれば、多少値が張っても買いに行きたくなります。

安さの秘密はお店の裏に

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　なぜ、これほど価格を抑えることができるのでしょうか。その秘密は、お店の裏にありました。職人さんが枝肉をさばいたり、肉塊をスライサーで薄切りにしたり。カットしたお肉はお店のショーケースへ。

　同店はもともとお肉の卸売りを中心としており、やがて今のように小売りもすることになったそうです。卸売のお肉をそのままお店に出すから、実現できる安さ。それに、下町のお店らしく地域の人たちが買いやすい価格に設定しているとのこと。消費者にとっては、うれしい配慮です。

「豚」がひっくり返っているのは

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店舗の上には「豚」の文字がひっくり返っている看板が。なぜ…？

　その安さを宣言しているのが、ビルの端に掲げられた看板。「安売王」と名乗るだけの内容であることが良くわかりました。しかし、「豚」の字が逆さなのはなぜでしょう？

　「豚もひっくり返るほどの安さという意味」と藤森秀浩社長。価格を「ギュー」と抑えた「トン」でもない安さなのかもしれません。

店舗情報

営業時間	9：00～19：00
連絡先	TEL：03-3609-2854 FAX：03-3609-2898
住所	〒125-0031　葛飾区西水元５－１７－１３
URL	fujimorichikusan.com