東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

(有)丸正畜産

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特選肉を取り扱うお店

卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

左から江井さん、妻・宇女(たかこ)さん、正太郎さんと従業員の皆さん


 「肉屋はやりたくない」。少年時代の江井望さんには、家業である㈲丸正畜産(練馬区大泉町)を継ぐという選択肢はなかった。高校を卒業すると、自動車のホイールメーカーに就職。周囲の勧めで結果的に跡を継いだが、「今となってはよかった」と振り返る江井さん。実は父・進さんも精肉店を仕事にするとは思いもよらないことだった。

店主より一言

店舗情報

連絡先 TEL:03-5935-8395
FAX:03-5935-8396
住所 〒178-0062 練馬区大泉町2-52-4

店舗PR、お知らせなど

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バス通りに面して輸送車などが出入りでき、騒音も気にせずにできる場所に社屋を構えた

未知の地域で挑戦

 お店は昭和38年に台東区日本堤で進さんの弟が開業。10人きょうだいの末っ子で、従業員を数人抱えるまでに成長させた。対して、進さんは親戚が経営する印刷会社で勤務。それぞれ順調に日々を送っていたが、変化は突然訪れた。お店を残し、弟が急死。すぐ上の兄だった進さんが、すぐに引き継ぐよう家族から勧められ、まったく畑違いの精肉店を生業とすることになった。


 未経験ながらお店を切り盛りし、数年が経過したころに大きな決断をする。店舗が手狭な上、多くの人で賑わうもののライバルも多い、日本堤からの移転。人口が増えそうで、新たな可能性がある地域を模索した結果、石神井に。しかし、地縁もなく、親戚もいない、まったく知らない地域。新しい街で新しい店づくりへの挑戦が始まった。


 お店では牛・豚・鶏と肉は品ぞろえを充実させ、あらゆる用途に応えられるよう力を入れた。時代も味方し、売り上げは順調に伸び続ける。日頃の努力が実を結び、小売店は練馬区に3店舗、板橋区に1店舗と拡大。どの店舗も忙しく、業績は好調。未経験、見知らぬ地域という不利な条件を乗り越え、進さんの挑戦は大きく花開いた。


 転換期は平成4年に。進さんが亡くなり、母・サダ子さんが社長となって切り盛りしたが、4店舗を経営するには負担が大きいため、上石神井の1店舗に集中する。サダ子さんが守ってきたお店だからと、父の代からの従業員をはじめ周囲の勧めで「やるしかない」と江井さんは決意。平成17年、30歳で社長に就任した。


 社長にはなったが、精肉店お仕事に関しては1から勉強しなければならなかった。新宿の卸専門商社に入り、枝肉のさばき方や、部分肉へと製品化していく技術など、「家ではまったくやらなかった」仕事の初歩から始める。仕事にも自分にも厳しい社長へ尊敬の念を持ちながら、親切な従業員に囲まれて必要なことを身に着けていった。「いい勉強になった。今やっていけるのも、社長や従業員の皆さんのおかげ」と振り返るほど有意義な2年間となった。
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地域の小中学校からの注文も多く、年度末は書類で壁いっぱいに

卸専門店へと転換

 区画整理により、店舗が手狭になることがわかると、移転を決断。次は小売店ではなく卸専門店として場所も事業形態も新しくすることは、修行中に構想を練っていた。輸送車が出入りできるスペースや、機械類の騒音を気にしない環境、配達先への交通の利便性などを考慮。バス通りに面して適度に人の往来も多く、周囲は住宅と畑が入り混じる現在の場所に決め、7年前に新生・丸正畜産が誕生した。

 卸専門店として、取引先は給食産業へ舵を切った。地域の小中学校をはじめ、老人ホームや給食センター、飲食店などに展開し、練馬区内はもちろん西東京市田無や埼玉県へも販路を広げる。長年の実績から紹介をもらうことも多いが、配達中に目を付けた企業や飲食店に自ら飛び込み営業をすることも。

 中華料理店、居酒屋、ラーメン店と訪問すると、「ポンと決まるときもあれば、なかなか決まらないこともあって、運みたいなものもある」。根気が必要な営業の仕事は「じっとしているよりもよいので、苦にならない」と語るように、かつて敬遠していた家業は「性に合っている」ようだ。

 取引先の仕出し弁当店では、豚肉の注文が多く、最近では鶏肉も多くなってきた。こうした注文に対して、おかずの具材にしやすいよう、豚肉はとんかつの形にカットしてから発送するなど、細かい要望、小回りの利いたサービスを誠実に応じることを心掛ける。地域の小中学校からも多くの契約があり、年度末には作業場の壁が注文にまつわる書類でいっぱいになる。



 55年も勤める生き字引のようなベテランを筆頭に、長年にわたって盛り立ててきた従業員4人と、広く清潔で充実の設備の作業場。ここで朝4時から夕方3時まで、配達と納品、仕込みと、休むことなく作業が進む。こうした風景が象徴するように、今まで培ってきたノウハウや地域からの信頼、優秀な従業員を備えたお店を「安心して継げた」と江井さんは両親に感謝する。

 長男・正太郎さんは今年から港区の高校に入学し、新生活に胸を膨らます。将来については「まだ分からない」とはにかんだ。自らの同じ頃を思い「やってもやらなくても良い」としながらも、「一緒に働けたら」と江井さんは父親としての眼差しに秘かな期待を含ませた。

【「東京食肉新報」2019年(平成31年)4月号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

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品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

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足立区島根3-24-18

レシピ紹介

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素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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