東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

田島屋精肉店

田島屋精肉店

特選肉を取り扱うお店

人気のお総菜のお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

商店会会長など地域に密着しながら店を展開してきた田口雅彦社長(右)と雅春さん(中央)、安江さん


 「自称・隠れた名店です」と息子の雅春さんが言う。周りは迷路のように入り組んだ細い路地の住宅街。そこに「隠れた」かのような田島屋精肉店(渋谷区幡ヶ谷、田口雅彦社長)を目指して初めて来るお客は、一発では来られないことが多いそうだ。「人通りの少ないところで人並みのことをやっていくのは、大変なことですよ」と田口さん。それでも、お客が集まってくる店の魅力とは。

店主より一言

店舗情報

連絡先 TEL:03-3376-5686
FAX:03-3376-5686
住所 〒151-0072 渋谷区幡ヶ谷3-26-4

店舗PR、お知らせなど

田島屋精肉店2

人気の焼き鳥は50年継ぎ足したタレをつけて焼く

50年の秘伝のタレ

 「名店」の人気メニューの一つは、店頭で焼く焼き鳥だ。12種類をそろえ、消費税が上がっても1本100円を貫く。夕方になると、予約していたお客が受け取りに来るほどの人気。はす向かいにある風呂屋から上がったお客が、夕涼みで店先の椅子に座って焼き鳥を食べる様子は、店の夏の風物詩となっている。

 醤油ベースに甘めでねっとりとしたタレは、田口さんが「味を絶対に崩すな」と50年も継ぎ足している秘伝のレシピで作ったもの。肉にしっかりと味のインパクトを与えて、ご飯のおかずになるよう意識した味付けだ。生の状態で冷蔵庫に備え、注文を受けてから焼くことで出る香ばしさとジューシーさが、主婦にも人気がある。

 田口さんが「絶対に美味しいから」と胸を張るメニューがタタキ風ローストビーフ。回りを軽く焼いた国産牛肉をスライスし、その下にはタマネギを敷き詰め、レモンと生姜、タタキ用のタレをかけて、全てを混ぜ合わせて食べる。牛肉の甘みとレモンの酸味がタマネギとマッチし、おろし生姜の香りがサッパリ感を引き立てる。

 このほか、お弁当のスペシャルチキン、生姜焼き、オムレツ、惣菜のコロッケ、メンチ、シュウマイなど、人気メニューは枚挙に暇がない。すべて田口さんが考案した自家製で、肉の鮮度を生かし、美味しさを引き立てる料理を常に模索してきた表れでもある。「スーパーではできないことをしていきたい」とするにとどまらず、百貨店や話題の店を巡ってはメニューのヒントを得て、それ以上のものを作ろうと努力の日々だ。
田島屋精肉店3

地域のお客に惣菜は人気。近隣の話題にも花が咲く

全て国産のA5を

 亀有の精肉店で修業した田口さんは、キャリアを積んで昭和28年に浅草の支店を任された。浅草は遊ぶところも多く、若い田口さんには誘惑の多い街。給料のほとんどを遊びに使ってしまい、「店を持つ気があるのか」とお説教を受けたことは懐かしい思い出だ。

 昭和38年、現在の店を開業。回転も良く、仕事も多いため、朝から晩まで仕事漬けの日々で、店の冷蔵庫に寄りかかって寝たりするほどに。看護師をしていた妻・安江さんは、病院の仕事が終わった後でも、店の片付けを手伝った。当時はあまりの多忙さに、「これを一生やるのかと、ゾッとしました」と笑う。

 田口さんが肉を扱うことで大事にしているのは、「国産牛は全てA5ランク」であることだ。鮮度が長持ちする上、肉を重ねていても黒くならないことから、肉の本当の美味しさを伝えるために絶対にランクを下げないことにこだわる。

 以前に輸入牛を取り扱ったが、全然売れずに肉は黒くなりやすかったことを目の当たりにした。「牛肉の売れない店は肉屋ではない」と周囲からの声。「専門店なんだから、和牛一本で行こう」と、輸入牛を扱うスーパーとの差別化を図った。店の看板には、決意の表れとして「和牛」の文字が躍る。

「原点回帰」の店に

 夫婦二人三脚で続けて、今年で52年。田口さんには体の負担が大きくなりつつあり、足腰の痛みを訴えるようになった。強力な支えとなっているのが、7年前から店に入った雅春さんだ。建築から飲食の仕事を続けて軌道に乗ったところに、家業を継ぐ話。大いに悩んだ結果の、当時35歳の大きな決断だった。

 小さい頃から親の仕事は見ていたが、実際の仕事はゼロからのスタート。しかし、見よう見まねで作業をしていると、田口さんが驚くほど「あっという間に覚えていった」。肉のカットは、悩んだところでポイントを教わると「今まで点だったものが、みんな線でつながって来るんです」と、雅春さんが物心つくころからの記憶が発揮されているようだ。

 その記憶から変わっていないのは、店の様子も同じ。かつての住まいと一緒になった店舗の外観、長年使い続けているショーケース、手書きのポスターなどを張りながらの対面販売など、昭和の雰囲気を色濃く残す。最新の販売方法はスーパーなどに任せ、平成の時代に地域の人たちと密着した「原点回帰」が目標と雅春さんは語る。

 「『懐かしいね。こういう店がまだあったんだね』と言われるようになれば、希少性も出て面白いかもしれない」と、時代と逆行しているかのようで、将来へのビジョンを描く雅春さん。「ごく普通の肉屋を、いかに極めるかです」と、新しい田島屋精肉店の「フツー」が始まった。

【東京食肉新報2015年2月15日号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

142-0053
品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

121-0815
足立区島根3-24-18

レシピ紹介

レシピ1

素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

レシピ1

骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

レシピ1

ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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