東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

肉の旭屋

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特選肉を取り扱うお店

人気のお総菜のお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

「母の日」をテーマにしたイラストを手にする服部征途さんと利都子さん、悟さん



 大通りの商店街から細い路地に入った一角に肉の旭屋(服部征途社長、江東区東陽)はある。パチンコ店の陰になるような目立たない場所にあるにもかかわらず、長年にわたり繁盛を続けてきた。「この商売とお客様が大好き」と、買い物だけにとどまらず家族同様に接することで、店内は家族団らんのような暖かさに包まれている。

店主より一言

店舗情報

連絡先 TEL:03-3649-3526
FAX:03-3649-3526
住所 〒135-0016 江東区東陽3-10-10

店舗PR、お知らせなど

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ポスターと一緒に掲示するイラストに家族の会話が記されている。左上の「お父さん」は服部さんがモデル

 組合のお肉のイベント「○○の日」が近づくと、ポスターと一緒にイラストが掲げられる。お肉を前に笑顔のお母さんと二人の子どもが描かれた、組合の人造竹皮にあるものだ。さらに納め先の保育園の先生が描いた服部さんをモデルにした「お父さん」も加わる。

 「母の日」に向け、イラストの家族の会話が。「今日はお休みだから、換気扇を掃除します」(お父さん)、「夜に肩たたき200回してあげる」(とん君、左の男の子)、「野菜炒め作ってあげる」(ミーちゃん、右の女の子)、「いつもありがとう」(お母さん)。

 さらなるインパクトを与えるよう、ポスターが届くたびに「親子の会話」をひねり出す。そのセリフから「母の日」「父の日」が近いことに気付いたり、お肉以外にも必要な食材を買ったりと、お客からは感動と共感が集まっている。

 「食事の時は楽しく。会話って必要だと思います。これが一役買っているんです」と妻・利都子さん。お肉を買ったお客の家庭に、家族の温もりの灯がともるよう願いを込める。
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「家族のように」と店内でくつろぐお客とも話が弾む

「紙一重」の配慮

 近くにあった市場内で、昭和32年に服部さんの母が開業。昭和56年に現在の店舗へ移転した。開業以来、「お客様を大事に」する思いから、町内会や組合の行事にも積極的に協力しながらお店を繁盛させてきた。

 その思いはお肉の扱いにも。スライスしたお肉は1枚ずつきれいにシート包んでショーケースへ。鮮度を保って変色を防ぐ上に、残しても冷凍保存がしやすいようにと、買った後のことまで心を配る。

 贈答用でも同様に精肉を扱うだけでなく、箱を開くと感謝の思いをしたためた手紙と、人造竹皮のイラストが中心へ来るよう丁寧に箱詰め。送り先では気配りのある仕事に驚かれたり、二重三重に思いが詰まった箱に感激したお客がお店に尋ねて来たりすることもあった。その配慮から、お客がお客を呼ぶことに。

 「これができたから良かった」と、肉が透けて見える薄さのシートを手にする服部さん。まさにお客を思う「紙一重」の配慮が繁盛の大きな要因となった。

 思いを届けるのは、小学校や幼稚園、保育園などへも。「小さい子が食べるものだから、丁寧な仕事をしないと」との優しさは、店内に飾られた園児たちからの手紙や写真のお礼状が物語っている。冷蔵庫の扉にびっしりと貼られた多くの伝票は、子供たちからの信頼の証だ。

 「お客様はファミリー。だから、この商売が大好き」
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常連客からの写真や飾り物はお店への親しみを窺わせる

お店と思いを継ぐ

 商品を買ってもらって「ありがとうございました」という立場なのに、「お客さんが『ありがとう』と言ってくれるお店はすごい」と、三男・悟さんは両親の仕事ぶりに改めて驚いている。お店の業務はもとより、お客を大事に思う心から発する振る舞いが自然と出ることに、両親の偉大さに気付いた。

 東京駅構内の飲食店で12年務め、昨年から家業に入った。「両親がお店をやりたいという限り、サポートしていきたい」と、親の背中から長所を吸収し、これからの時代に合わせた自分のスタイルを模索している。仲の良さを認め合う親子だから実現した後継の道だ。

 受け継ぐのはお店の業務だけでなく、お客を思う心も。荷物の重さに買い物をためらう高齢の常連客には、家まで荷物を運ぶ。レシピを検索したスマートフォンを片手にした若い主婦には、飲食店での経験を活かしてお肉の使い方や味付けをアドバイス。「今までのお客さんには、もっと大事に。若いお客さんには、若いからできるやり方で」と、利都子さんはあらゆる世代へ親切な悟さんに頼もしさを。

 しかし、食肉業界は厳しい時代。近隣にはスーパーやコンビニの台頭もある。そうした環境を「勝ち抜く秘密は二人が持っている。それを盗まなければ」と悟さん。その秘密は「真面目さ?」と顔を見合す両親に対し、「母が『あ』と言えば、無口な父が『うん』と口を閉じる、阿吽の呼吸」と。いつも息が合って笑顔を絶やさない仲の良い親子だからこそ、お店を繁盛させる知恵が湧いてくるのかもしれない。

 「強い心がないと生きていくのがむずかしい。しかし暖かい心がないと幸せにはなれない」

 悟さんが長野県へ研修旅行中に教わった言葉が、冷蔵庫の扉の目立つところに。時代の厳しさや仕事の大変さを乗り越える「強い心」を持つから、お客を思う「暖かい心」が湧く。お店で「幸せ」な気分になれたのは、春風の暖かさのためだけではないようだ。

【「東京食肉新報」2018年(平成30年)4月20日号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

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品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

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足立区島根3-24-18

レシピ紹介

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素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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食肉組合のマスコットキャラクターモグモグ

こんにちは。ボクたちは食肉組合のマスコットキャラクターです。
ボクの名前はモグモグ。お姉さんの名前はメイプル。
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