東京都食肉事業協同組合は、東京都内のお肉屋さん紹介を行っています。おいしくお肉を食べようよ!

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お肉屋さん紹介

志 安井精肉店

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特選肉を取り扱うお店

人気のお総菜のお店

小売業・卸業のお店

豚肉を取り扱うお店

鶏肉を取り扱うお店

店内では安井眞治郎さん(右)と淳志さんが充実の精肉と惣菜類をそろえる



記事は同店が新宿区で「おかず市場山吹の里」として営業していた時のものです。

 太田道灌が和歌を習うきっかけとなった「山吹の花」の故事の言い伝えがある西早稲田。かつて「山吹の里」と呼ばれた地域に、その名を取ったおかず市場山吹の里(安井淳志社長、新宿区西早稲田)はある。「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」の和歌とは対照的に、主婦や学生に人気のおかずは数多く花咲き、実も付けている。

店主より一言

店舗情報

営業時間 11:00~20:00
連絡先 TEL:03-6760-4129
FAX:03-5986-2632
住所 〒176-0021 練馬区貫井5-1-10
SNS

店舗PR、お知らせなど

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お店を代表する「早稲田メンチ」の幟が店頭を彩る

 早稲田大学の学生のお腹を満たし、主婦のおかず選びのニーズに応える惣菜が、種類豊富に店頭に並ぶ。コロッケやメンチなどの揚げ物を中心に、お肉の美味しさを引き出した人気のメニューばかり。「おかず市場」の名前にふさわしく、まるで市場のように並んだおかずを前に、何を食べようかと迷っているお客が絶えない。

メンチに長蛇の列

 創業は昭和21年。初代・安井三郎さんが義父のうなぎ屋の屋号「稲毛屋」を授かり、精肉店を開業した。草創の頃から精肉だけでなく惣菜も販売。地域の名前を冠した「早稲田メンチ」は、お店を代表する商品に。コロッケの得意先には、後に日本を代表する漫画家たちが集まっていたアパート「トキワ荘」があった。当時の様子を描いた藤子不二雄Aさんの漫画「まんが道」の中に描かれている、パンで挟んで食べているコロッケがそれだ。

 コロッケとメンチは毎日行列ができるほど人気となり、販売個数は手作りでは対応できない量になったため機械化を進めた。また、当時としては珍しかったカレーのルウを自作し店頭で試食販売すると、約100㍍離れた都電早稲田駅にまで届くほど、お店史上最長の行列ができただけでなく、豚小間も何10㌔も売れた。  こうした取り組みが地域で人気を不動のものとし、現在の惣菜の美味しさと評判を作り上げていった。

 漫画家志望というほど絵が上手な三郎さんは、さまざまな形でセンスの良さを発揮し、最高5店舗にまで事業を拡大。三郎さんの長男で組合常務理事の潤一郎さんは経営と外交を、二男の眞治郎さんは生鮮三品を統括し、稲毛屋は精肉店にとどまらず、食品スーパーマーケットにまで発展した。  しかし、時代は景気低迷に向かい店舗を整理。代表者も三郎さんから昭和56年に潤一郎さん、平成17年から眞治郎さんへ。平成18年から現在の「おかず市場山吹の里」を立ち上げた。
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お弁当や揚げ物目当てに店内は常連客で賑わう

学生の声から増加

 看板メニュー「早稲田メンチ」はハンバーグの味にならないよう、しょう油を効かせて和風に作ることを意識した。コロッケは男爵の風味を前面に出した昔ながらの味。自作のホワイトクリームで作ったカニクリームコロッケはイチオシだ。

 甘酢がかかった肉団子は直径約5㌢の大ぶり。焼豚や角煮は、同業者も買いに来るほどの美味しさ。とんかつは厚みがあるので400円と少々高価ながら、建築現場の作業員がまとめ買いするほど人気がある。

 その他、串カツ、焼き鳥、ハムカツなど、肉の美味しさを生かしたもののほか、アジフライ、かき揚げ、ポテトフライと、幅広い層の好みに向けたものをそろえる。

 惣菜類は、現在20種類以上を展開。晩ご飯のおかずに主婦が買っていくだけでなく、学業やスポーツに励む早稲田大学の学生のおやつや夜食にもなっている。30種にも及ぶお弁当は学生に好評で、種類の多さは学生たちの声を反映した表れでもある。「とんかつにカレーをかけたい」「惣菜の品数を増やしたい」。こうした細かいニーズに応えた「裏メニュー」が定着。「食べたいものが食べられるお肉屋さん」として、学生たちの胃袋をつかんでいった。

 「体育会系の部活の学生は、ご飯大盛りサービス。なじみの学生が多くて、卒業してもあいさつに来ますよ」

 眞治郎さんは学生たちにとっては「お肉屋さんのお父さん」といった存在だ。

新たに七重八重と

 現在は眞治郎さんの二男・淳志さんが社長を務める。三人きょうだいの中で一番包丁さばきが上手だったので、18歳からお店に入った。小さい時から自然と技術は身についていき、精肉の扱いから惣菜の調理まで、36歳の若さながら堂々とした仕事ぶりだ。

 兄と弟が運営しているブラジリアン柔術の道場向けにお弁当を手配するだけでなく、若手経営者との交流の幅を広げ新規の顧客を次々と開拓。地域にも密着し、新たな時代を築いている。

 若き日にヨーロッパやオーストラリアなどを巡り、現地の精肉事情や肉料理などを目にした眞治郎さんは「肉業界は広い。こうしたことを突き詰めれば、肉屋はもっと面白くなる」と、若手に呼びかける。

 親子それぞれの感性が七重八重に花咲いて、どのような新しい実を付けるのだろうか。


【「東京食肉新報」平成29年9月号掲載】

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今月のお肉屋さん

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大商商事(株)

142-0053
品川区中延2-14-11

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サイトウ精肉店

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足立区島根3-24-18

レシピ紹介

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素材の味が生きた塩・豚肉じゃが

シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが

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牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」

簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり

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ローストビーフ・サラダ

見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ

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骨付き豚バラのキムチ鍋

豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが

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野菜たっぷりのハンバーグシチュー

ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー

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ローストチキン

クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく

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ビーフかつめし

ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手

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チーズ入り鶏むね肉唐揚げ

むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ

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