(有)政屋
政屋精肉店の「政」は、渡辺行洋さんの祖父・政雄さんが自身の名前の一字を取って店の名前にしたもの。高校・大学とラグビーのフォワードをして鍛えた渡辺さんは、100㎏を超えるガッチリとした体格で、3代目として堂々とした仕事ぶりだ。しかし、サラリーマンをしていた時に、父が急死。それまでお肉に触ったこともなかった。
店主より一言
店舗情報
営業時間 | 10:00~18:30(定休日:土日祝日) |
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連絡先 |
TEL:03-3611-2902 FAX:03-3611-2902 |
住所 | 〒131-0041 墨田区八広2-50-11 |
店舗PR、お知らせなど
肉をさばく渡辺さん。跡を継ぐまでは肉に触ったこともなかった
男3人兄弟の次男の渡辺さんは、当時教員の兄、学生の弟と力を合わせ、近所の精肉店で精肉店の運営方法を一から教えを乞い、店を続ける決意をした。行洋さんは3年間勤務した会社を辞め、平成7年から家業を継いだ。肉の切り方は弟から習った。
「本当はライバルなはずなのに、周りのお肉屋さんは、肉の切り方や原価計算、弁当の作り方を教えてくれた。多くの人に助けてもらったことを本当に感謝している」
渡辺さんが店に入ると安心したのか、弟と兄は行洋さんに店を託した。父親の接し方を見ると、渡辺さんに継がせたい思いがあったらしい。
それでも悪戦苦闘は続く。父が作るメンチの味と違うとのお客の感想。厳しい声を受け止めながら、練る時間や塩の一つまみを研究。1年がかりで、やっと満足してもらえるものが出来上がった。
現在は叔母の静江さんとふたりで店をやっている。
「本当はライバルなはずなのに、周りのお肉屋さんは、肉の切り方や原価計算、弁当の作り方を教えてくれた。多くの人に助けてもらったことを本当に感謝している」
渡辺さんが店に入ると安心したのか、弟と兄は行洋さんに店を託した。父親の接し方を見ると、渡辺さんに継がせたい思いがあったらしい。
それでも悪戦苦闘は続く。父が作るメンチの味と違うとのお客の感想。厳しい声を受け止めながら、練る時間や塩の一つまみを研究。1年がかりで、やっと満足してもらえるものが出来上がった。
現在は叔母の静江さんとふたりで店をやっている。
新装した店舗
2012年2月にお店を新装オープン。生鮮3品が揃っていない通りなので、買い物客は政屋精肉店を目指して来る。牛肉は置かず、豚と鶏、お弁当を扱う。こだわりは手間暇かけた手作りの惣菜類。自慢は焼豚のタレで味付けたコロッケ。水曜日限定で売り切れ必至の焼豚や定番のモツの煮込みが人気だ。妻・美智代さんがメニューを書く。きれいな手書きの字で素朴なもの。パソコンでイラストやカラーの豊富な世の中で逆に新鮮だ。
「おじいちゃんから代々みんなが〝お人好し〟で、どうしても安く売ってしまうから、赤字になってしまう」
代々の人柄の良さがお店の品々にあふれているようだ。
【「東京食肉新報」2013年(平成25年)5月号掲載】
「おじいちゃんから代々みんなが〝お人好し〟で、どうしても安く売ってしまうから、赤字になってしまう」
代々の人柄の良さがお店の品々にあふれているようだ。
【「東京食肉新報」2013年(平成25年)5月号掲載】
素材の味が生きた塩・豚肉じゃが
シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが
牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」
簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり
ローストビーフ・サラダ
見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ
骨付き豚バラのキムチ鍋
豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが
野菜たっぷりのハンバーグシチュー
ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー
ローストチキン
クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく
ビーフかつめし
ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手
チーズ入り鶏むね肉唐揚げ
むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ