肉のタブチ
右から田渕隆世さん、みさ子さん、美喜子さん。
肉のタブチは京浜東北線・大森駅から南へ歩いて3分のところにある。一日中客足が絶えない。明るい店長夫妻の人柄に引かれて、店内に笑顔があふれる。一方で、大森銀座商店街や大田区食協の会計を担って、午後から半日店を閉めてまで、地元に貢献している。
肉のタブチは京浜東北線・大森駅から南へ歩いて3分のところにある。一日中客足が絶えない。明るい店長夫妻の人柄に引かれて、店内に笑顔があふれる。一方で、大森銀座商店街や大田区食協の会計を担って、午後から半日店を閉めてまで、地元に貢献している。
店主より一言
店舗情報
連絡先 |
TEL:03-3764-2959 FAX:03-6809-6888 |
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住所 | 〒143-0016 大田区大森北1-29-17 |
店舗PR、お知らせなど
田渕隆世さんは三人きょうだいの二男で、「肉のタブチ」の2代目だ。千葉県君津市出身の父の勲さんは、おじの精肉店で修業して昭和13年に大田区の池上本門寺の近くで開店。昭和18年になると戦争へ駆り出されて閉店、家族は君津へ疎開した。
父は戦争から無事に帰って、しばらく山と田んぼと畑の中で暮らしていたが昭和30年、現在の店から1本道を隔てたマーケットの中で、お肉の店を再開した。田渕さんが中学2年生の時だった。マーケットには八百屋・魚屋・酒屋・パン屋など7つの店があったため、集客力もあって繁盛した。
昭和50年代から平成にかけての約20年間、大井競馬場や平和島競艇場の売店で販売するコロッケを大量に卸していた。それが売り上げの大きな柱となり、経営を支える。昭和62年には、これからは「マーケットの時代ではない」と、商店街のアーケードから少し離れた3階建てのビルを購入し、独立した店舗を構えた。多い時には7人ものスタッフがいたほど、お店の規模も大きくなった。
豚肉がやはり売れる。 ひとつのブランドがいつもいいとは限らないので、その時に素晴らしくいいものを選り分けて仕入れている。 牛肉はA5のランプだけ。「ステーキにでもなんでもできる品質。場合によってはA4も使う」。
父は戦争から無事に帰って、しばらく山と田んぼと畑の中で暮らしていたが昭和30年、現在の店から1本道を隔てたマーケットの中で、お肉の店を再開した。田渕さんが中学2年生の時だった。マーケットには八百屋・魚屋・酒屋・パン屋など7つの店があったため、集客力もあって繁盛した。
昭和50年代から平成にかけての約20年間、大井競馬場や平和島競艇場の売店で販売するコロッケを大量に卸していた。それが売り上げの大きな柱となり、経営を支える。昭和62年には、これからは「マーケットの時代ではない」と、商店街のアーケードから少し離れた3階建てのビルを購入し、独立した店舗を構えた。多い時には7人ものスタッフがいたほど、お店の規模も大きくなった。
豚肉がやはり売れる。 ひとつのブランドがいつもいいとは限らないので、その時に素晴らしくいいものを選り分けて仕入れている。 牛肉はA5のランプだけ。「ステーキにでもなんでもできる品質。場合によってはA4も使う」。
惣菜は22種類。中でもメンチとコロッケが評判だ。また、金曜日に焼くローストビーフが人気。予約の注文を受け付けて毎週1回、セールもしないのにお客が集まって来る。年末には相当な予約が入っているので、事前に材料を冷凍しておかないと間に合わないほどだ。
お店は田渕さん夫妻と妹の田渕美喜子さん、昼には長男・太さんも手伝う。 田渕夫妻には男の子ばかりで3人授かった。太(ふとし)・平(たいら)・洋(ひろし)。初めから「3人」と決めていたのは 「広い海がいい」との田渕さんの思い。太さんが一緒に20年間、店を一緒にやって来たが、若いうちから食べさせる店をやりたいという夢をふくらませていた。休みの度に修業にでかけ、10年以上ノウハウを学び、昨年の11月、「鉄板酒房・森」を大森駅前で開店した。
奥さんのみさ子さんの実家の茨城県下妻市には広い畑があり、大根などの野菜、桃・柿・いちじく・キンカン・ゆず・びわなど10種類の果物がなる。また、隆世さんの実家の千葉県君津市には、田んぼがあり、竹の子が採れる。 家族や友人、お客さんや問屋さんの7・8家族で「収穫祭」にでかけるのが楽しみだ。いつ行ってもなにかしらのものが、収穫できる。そんな田渕さんの願いは、長男の太さんが早くお嫁さんをもらって、店を継いで欲しいことだ。
【「東京食肉新報」2013年(平成25年)12月号掲載】
お店は田渕さん夫妻と妹の田渕美喜子さん、昼には長男・太さんも手伝う。 田渕夫妻には男の子ばかりで3人授かった。太(ふとし)・平(たいら)・洋(ひろし)。初めから「3人」と決めていたのは 「広い海がいい」との田渕さんの思い。太さんが一緒に20年間、店を一緒にやって来たが、若いうちから食べさせる店をやりたいという夢をふくらませていた。休みの度に修業にでかけ、10年以上ノウハウを学び、昨年の11月、「鉄板酒房・森」を大森駅前で開店した。
奥さんのみさ子さんの実家の茨城県下妻市には広い畑があり、大根などの野菜、桃・柿・いちじく・キンカン・ゆず・びわなど10種類の果物がなる。また、隆世さんの実家の千葉県君津市には、田んぼがあり、竹の子が採れる。 家族や友人、お客さんや問屋さんの7・8家族で「収穫祭」にでかけるのが楽しみだ。いつ行ってもなにかしらのものが、収穫できる。そんな田渕さんの願いは、長男の太さんが早くお嫁さんをもらって、店を継いで欲しいことだ。
【「東京食肉新報」2013年(平成25年)12月号掲載】
素材の味が生きた塩・豚肉じゃが
シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが
牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」
簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり
ローストビーフ・サラダ
見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ
骨付き豚バラのキムチ鍋
豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが
野菜たっぷりのハンバーグシチュー
ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー
ローストチキン
クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく
ビーフかつめし
ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手
チーズ入り鶏むね肉唐揚げ
むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ