2021/8/15
㈲松葉屋(板橋支部)
道行く人を刺激するタレの香り
店先のロースターで手軽に焼肉
猛暑が東京中を包む中、お肉を食べようと真っ先に思い浮かぶのが焼肉だ。精肉店ならば間違いなく焼肉を十分楽しめる品質の精肉が手に入るが、精肉よりも焼いた焼肉を精肉店で買いたい。その思い、㈲松葉屋(荻原正明社長・板橋区仲宿)が叶えてくれそうだ。
焼肉の香りが広がり、通りの人たちの食欲をそそる
旧中山道の宿場町の面影を残す仲宿商店街の通りに面し、同店は店先にロースターを設置して、いつでも焼肉を焼ける体制にある。冬は大人気のモツ煮込みに対し、夏は焼肉がお客の胃袋を刺激している。
「暑い中、家で火を使うのが嫌というお客さんが多いんです。こうも暑ければ、フライパンを使って自分で焼きたくないでしょう」
荻原さんは、笑いながら焼肉の人気の理由を語る。お肉はもちろん、お店のもの。牛豚鶏と、ショーケースに並んだものを自由に選び、店先で焼いたものをパックに詰めて持ち帰る。気温が高いので、近所のお客なら冷める前に食べられる。電話で予約をしたり、商店街での買い物から戻る時間に合わせて受け取りに来たりするなど、夏の定番メニューとしてお客に親しまれているようだ。
一番人気は豚肉。晩ご飯のおかずにと、200~300g焼いて持ち帰るお客が多い。バラでもロースでも好みの部位を選べて、スライスしたものはすぐに焼きあがるのも好評。中には自分で焼いたり、タレを揉み込んだ精肉を持ち帰ったりするお客もいる。「やはり焼肉なら、牛肉が一番おいしい」と、萩原さんは胸を張る。
焼肉をさらに美味しくしているのは、オリジナルのタレだ。萩原さんの弟が焼肉店を営んでいたため、その秘伝のレシピで焼肉の味を引き立てる。醤油、酒、ごま油をベースに、コチュジャン、ニンニク、砂糖など、全部で13種類の調味料を合わせたもので、中にはタレを買って帰るお客がいるほど。
旧中山道の宿場町の面影を残す仲宿商店街の通りに面し、同店は店先にロースターを設置して、いつでも焼肉を焼ける体制にある。冬は大人気のモツ煮込みに対し、夏は焼肉がお客の胃袋を刺激している。
「暑い中、家で火を使うのが嫌というお客さんが多いんです。こうも暑ければ、フライパンを使って自分で焼きたくないでしょう」
荻原さんは、笑いながら焼肉の人気の理由を語る。お肉はもちろん、お店のもの。牛豚鶏と、ショーケースに並んだものを自由に選び、店先で焼いたものをパックに詰めて持ち帰る。気温が高いので、近所のお客なら冷める前に食べられる。電話で予約をしたり、商店街での買い物から戻る時間に合わせて受け取りに来たりするなど、夏の定番メニューとしてお客に親しまれているようだ。
一番人気は豚肉。晩ご飯のおかずにと、200~300g焼いて持ち帰るお客が多い。バラでもロースでも好みの部位を選べて、スライスしたものはすぐに焼きあがるのも好評。中には自分で焼いたり、タレを揉み込んだ精肉を持ち帰ったりするお客もいる。「やはり焼肉なら、牛肉が一番おいしい」と、萩原さんは胸を張る。
焼肉をさらに美味しくしているのは、オリジナルのタレだ。萩原さんの弟が焼肉店を営んでいたため、その秘伝のレシピで焼肉の味を引き立てる。醤油、酒、ごま油をベースに、コチュジャン、ニンニク、砂糖など、全部で13種類の調味料を合わせたもので、中にはタレを買って帰るお客がいるほど。
オリジナルのタレは13種類の調味料からなり、辛さも調整できる。左が萩原正明さん
■実演と実食
注文が入ると、息子の大輔さんが準備に取り掛かる。豚肉のスライスを取り出してボウルへ。オリジナルのタレをお玉ですくって肉にかけ、全体にまぶしていく。タレは、コチュジャンなどを追加することで辛さの好みも調整できる。馴染んだところで、ロースターに火を入れ、油をひいたら準備は完了だ。
■実演と実食
注文が入ると、息子の大輔さんが準備に取り掛かる。豚肉のスライスを取り出してボウルへ。オリジナルのタレをお玉ですくって肉にかけ、全体にまぶしていく。タレは、コチュジャンなどを追加することで辛さの好みも調整できる。馴染んだところで、ロースターに火を入れ、油をひいたら準備は完了だ。
豚ロースのスライスをタレに漬けて焼く。焦げた香りが食欲をそそる
ロースターが十分温まったところで、肉を広げて焼き始める。スライスが3枚並び、煙が上がると、醤油の焦げた香りが辺りを包みだし、グッと食欲をそそる。まるで祭りの屋台のように、香りは商店街の広い範囲へ漂い、道行く人が思わず焼肉を食べに来店することもあるそうだ。
焼き色が付いたらトングでひっくり返す。焼肉の焼き方はいろいろあるが、大輔さんは「あまりひっくり返さない」。豚肉の焼き色とタレの焦げ具合が絶妙なところで引き揚げて完成だ。
ロースターが十分温まったところで、肉を広げて焼き始める。スライスが3枚並び、煙が上がると、醤油の焦げた香りが辺りを包みだし、グッと食欲をそそる。まるで祭りの屋台のように、香りは商店街の広い範囲へ漂い、道行く人が思わず焼肉を食べに来店することもあるそうだ。
焼き色が付いたらトングでひっくり返す。焼肉の焼き方はいろいろあるが、大輔さんは「あまりひっくり返さない」。豚肉の焼き色とタレの焦げ具合が絶妙なところで引き揚げて完成だ。
店先に設置したロースターで焼肉を萩原大輔さん。焼く肉はショーケースから自由に選べる
目でも舌でも楽しめる販売方法だが、難点もある。焼いている間は焼肉に付きっきりになるため、他の業務ができない。代わりに手間賃をと考えたが、お客のためにと料金を上乗せしないでいる。
焼き立ては豚肉の旨味とタレの複雑な味が融合し、さらに熱々なので柔らかく歯ごたえも優しい。冷めても、美味しく食べられるのも特徴だ。
「焼肉はニンニクが欲しいね。タレのニンニクの味が力になるから」と萩原さん。夏の元気を精肉店の焼肉で手軽に。そんな暑さの乗り切り方があってもいい。
目でも舌でも楽しめる販売方法だが、難点もある。焼いている間は焼肉に付きっきりになるため、他の業務ができない。代わりに手間賃をと考えたが、お客のためにと料金を上乗せしないでいる。
焼き立ては豚肉の旨味とタレの複雑な味が融合し、さらに熱々なので柔らかく歯ごたえも優しい。冷めても、美味しく食べられるのも特徴だ。
「焼肉はニンニクが欲しいね。タレのニンニクの味が力になるから」と萩原さん。夏の元気を精肉店の焼肉で手軽に。そんな暑さの乗り切り方があってもいい。
素材の味が生きた塩・豚肉じゃが
シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが
牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」
簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり
ローストビーフ・サラダ
見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ
骨付き豚バラのキムチ鍋
豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが
野菜たっぷりのハンバーグシチュー
ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー
ローストチキン
クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく
ビーフかつめし
ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手
チーズ入り鶏むね肉唐揚げ
むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ