2022/3/15
肉の栄和(多摩北支部)
一目で心をつかむポップ
分かりやすさや面白さを込めたプライスカードについて語る染谷隆社長
ショーケースに並ぶ精肉は、品質や美味しさもさることながら、購買意欲を起こす見せ方も大事な要素だ。そのポイントの一つに、プライスカードやポップがある。瞬時にお客の目を向けさせ、興味をそそるようなデザインは、どこに力を注げば効果的か。お客から精肉とともにポップの評判が高い、肉の栄和(東大和市清水)の染谷隆社長に聞いた。
◇
牛肉のプライスカードには、落ち着いたトーンの木目調の模様を背景に、黒毛和牛の写真を左上に配置し、丸みを持たせた親しみやすい文字で品名と価格を表示している。また、交雑牛も同様のデザインだが、使いまわすのではなくそれぞれに「黒毛和牛」「交雑牛」の写真を用意して作成したものだ。
「写真を使えば、お客さんが牛肉の違いの意識を高めてくれるかも」と染谷さん。一目で部位や商品名が分かるだけでなく、鮮度の良い精肉と並べれば高級感も漂わせるほどのデザインになっている。
豚肉と鶏肉は、かわいいイラストを使用。それに合わせて、商品名は白地に青い文字で、価格は黄色地に赤い文字と、文字色のコントラストが印象に残るような色使いで表示。傍らには「炒めもの、お好み焼き、焼肉、出汁取りなど」と用途も簡単に添えてある。様々に商品が並ぶ中で、すぐに内容を把握できるプライスカードの情報発信力は目を見張るものがある。
「分かりやすいのが一番です。子供も豚肉のプライスカードを見て『ブーブー』と言ったりしますから」
ショーケースに並ぶ精肉は、品質や美味しさもさることながら、購買意欲を起こす見せ方も大事な要素だ。そのポイントの一つに、プライスカードやポップがある。瞬時にお客の目を向けさせ、興味をそそるようなデザインは、どこに力を注げば効果的か。お客から精肉とともにポップの評判が高い、肉の栄和(東大和市清水)の染谷隆社長に聞いた。
◇
牛肉のプライスカードには、落ち着いたトーンの木目調の模様を背景に、黒毛和牛の写真を左上に配置し、丸みを持たせた親しみやすい文字で品名と価格を表示している。また、交雑牛も同様のデザインだが、使いまわすのではなくそれぞれに「黒毛和牛」「交雑牛」の写真を用意して作成したものだ。
「写真を使えば、お客さんが牛肉の違いの意識を高めてくれるかも」と染谷さん。一目で部位や商品名が分かるだけでなく、鮮度の良い精肉と並べれば高級感も漂わせるほどのデザインになっている。
豚肉と鶏肉は、かわいいイラストを使用。それに合わせて、商品名は白地に青い文字で、価格は黄色地に赤い文字と、文字色のコントラストが印象に残るような色使いで表示。傍らには「炒めもの、お好み焼き、焼肉、出汁取りなど」と用途も簡単に添えてある。様々に商品が並ぶ中で、すぐに内容を把握できるプライスカードの情報発信力は目を見張るものがある。
「分かりやすいのが一番です。子供も豚肉のプライスカードを見て『ブーブー』と言ったりしますから」
牛肉は写真を、豚肉・鶏肉はイラストを使い、文字も見やすい色にデザイン
プライスカードは全て染谷さんの自作。一般のパソコンに使われているマイクロソフト社のワープロソフト「Word」で作っている。黒毛和牛の写真や、豚・鶏のイラストなどは、ネットから無料の写真・イラスト素材サイトからダウンロードしたものだ。
それをA4サイズの用紙に写真やイラストを配置し、文字もWordに付属された書体を使っている。複数のプライスカードを1枚の用紙に並べてデザインして印刷。切り分けて、ラミネートしたら完成だ。特殊な技術でワンランク上のプライスカードを作っているように見えるが、使っているものは身近にあるものだけだ。
プライスカードは全て染谷さんの自作。一般のパソコンに使われているマイクロソフト社のワープロソフト「Word」で作っている。黒毛和牛の写真や、豚・鶏のイラストなどは、ネットから無料の写真・イラスト素材サイトからダウンロードしたものだ。
それをA4サイズの用紙に写真やイラストを配置し、文字もWordに付属された書体を使っている。複数のプライスカードを1枚の用紙に並べてデザインして印刷。切り分けて、ラミネートしたら完成だ。特殊な技術でワンランク上のプライスカードを作っているように見えるが、使っているものは身近にあるものだけだ。
豊富な品揃えでもプライスカードでお客も店員も分かりやすく
靴店に就職した若き日の染谷さんは、ポップの製作を担当した。先輩から「見やすいものに」と指導を受け、勧められたサンプルなどを手本に試行錯誤を重ねてデザイン力を磨いた。その中で印象に残るような写真や文字の配置、特に色使いに力を注ぎ、お客の目を引くポップを作り続けた。
「色使いが難しいんです。見やすくなる色の組み合わせがあり、パッと見た時にすぐ印象に残ります」
色の使い方は、焼肉のたれのように調味料などのパッケージやラベルなど、精肉店にとって身近なものが格好のサンプルになると染谷さんはアドバイスする。
写真も一工夫で質が上がる。染谷さんはお店のSNSに写真を投稿する時には、商品を明るい光が当たる場所で撮影。スマートホンでSNSの付属機能にある色調整で精肉などが美味しそうに見えるように調整する。
靴店に就職した若き日の染谷さんは、ポップの製作を担当した。先輩から「見やすいものに」と指導を受け、勧められたサンプルなどを手本に試行錯誤を重ねてデザイン力を磨いた。その中で印象に残るような写真や文字の配置、特に色使いに力を注ぎ、お客の目を引くポップを作り続けた。
「色使いが難しいんです。見やすくなる色の組み合わせがあり、パッと見た時にすぐ印象に残ります」
色の使い方は、焼肉のたれのように調味料などのパッケージやラベルなど、精肉店にとって身近なものが格好のサンプルになると染谷さんはアドバイスする。
写真も一工夫で質が上がる。染谷さんはお店のSNSに写真を投稿する時には、商品を明るい光が当たる場所で撮影。スマートホンでSNSの付属機能にある色調整で精肉などが美味しそうに見えるように調整する。
惣菜のポップも視覚に訴える写真と色使いに
それらを良く表しているのが、武蔵村山市の姉妹店(栄和畜産)にある惣菜類のポップだ。食欲をそそるような色に仕上がっている惣菜の写真とともに商品名を大きく表示し、一目で商品がお客の脳裏に焼き付けられる。文字や背景などの色も巧みに使われており、ズラリと並んだ様子は壮観だ。
◇
写真やイラストの素材サイトは多くある。無料のサイトは、会員登録をするだけでダウンロードが可能だ。ある程度の数を必要とする場合は有料版に登録して、活用の幅を広げることもできる。代表的なサイトには「イラストAC」「写真AC」などがある。また、上質のイラストや写真が必要なら、サイズに応じて購入できる「PIXTA」などから入手できる。
それらを良く表しているのが、武蔵村山市の姉妹店(栄和畜産)にある惣菜類のポップだ。食欲をそそるような色に仕上がっている惣菜の写真とともに商品名を大きく表示し、一目で商品がお客の脳裏に焼き付けられる。文字や背景などの色も巧みに使われており、ズラリと並んだ様子は壮観だ。
◇
写真やイラストの素材サイトは多くある。無料のサイトは、会員登録をするだけでダウンロードが可能だ。ある程度の数を必要とする場合は有料版に登録して、活用の幅を広げることもできる。代表的なサイトには「イラストAC」「写真AC」などがある。また、上質のイラストや写真が必要なら、サイズに応じて購入できる「PIXTA」などから入手できる。


素材の味が生きた塩・豚肉じゃが
シンプルな塩の味付けで素材の味を楽しめる肉じゃが
牛肉たっぷり「ハッシュドビーフ」
簡単なのに、牛肉もご馳走感もたっぷり
ローストビーフ・サラダ
見た目が華やかでヘルシー感もあるのにご飯にも合うローストビーフ
骨付き豚バラのキムチ鍋
豚肉の骨から出汁が出てコクと旨味がじゃがいもに染み込むキムチ風の肉じゃが
野菜たっぷりのハンバーグシチュー
ハンバーグだけでなく、たっぷりな野菜も楽しめる煮込みシチュー
ローストチキン
クリスマスの定番。ひと手間かけて丸鶏を美味しく
ビーフかつめし
ビーフの薫り高いカツにデミグラスソースが決め手
チーズ入り鶏むね肉唐揚げ
むね肉にチーズを加えて旨味を追加したから揚げ