おいしくお肉を食べようよ！マイスター紹介『長岡屋精肉店』

長岡屋精肉店

　バッグからゴソッと出しながら「これ食べてみて」と手渡してくれました。

　ん？ハムかな？　それにしては、ちょっと色が違うぞ？　加工肉らしい赤茶けた中に、赤や黄色、緑と、彩りも鮮やかです。

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　「これ、何ですか？」と見上げたところに近藤正之さん。西東京市ひばりが丘の長岡屋精肉店の店長さんです。手渡してくれたのは、近藤さんお手製のミートローフでした。

　お店には品質の良いお肉をそろえているのはもちろんですが、近藤さんはお肉を使ったお惣菜を自ら次々と開発。揚げ物類は言うに及ばず、ソーセージやローストビーフなど、美味しいお肉をさらにおいしく食べられる加工肉をお店にそろえています。

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　このミートローフもその一つ。３枚１パックになっています。見れば、いろいろなものが練り込まれているではありませんか。パックの裏には「野菜」と、かなりザックリとした説明。詳細は企業秘密なのでしょうか。黄色い粒は「チェダーチーズ」と表示から読み取れました。

　近藤さんにこっそり聞いてみると、中にはパプリカ、玉ねぎ、ブラックペッパー、グリーンピスタチオなどが入っているそうです。見た目だけでなく、使っている食材の名前もおしゃれですね。四角いケーキの型に入れて、オーブンで２００℃の余熱、１６０℃設定で６０分加熱して作られるとのこと。出来上がりはまさに、お肉のパウンドケーキ。

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　さて、どうすれば美味しく食べられるのでしょう。「そのままでもおいしい。電子レンジで温めるのは１回だけなら大丈夫。あとはフライパンでソテーすれば」とのこと。では、３枚あるので、その３パターンで試してみましょうか。

　１枚はそのまま。２枚目は電子レンジでチン。お肉は温めるとおいしいですからね。３枚目はフライパンでジュジューと。ハムを焼くような感覚でいいのかちょっと迷ったものの、焼き色が付く程度まで両面焼いてみました。

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　さあ、３パターンのミートローフが出来上がりました。もとは同じものですが、どのような違いが出るか楽しみです。

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　まずは、そのままのもの。きめ細かいしっとりケーキのような舌触りです。ハムとは違う複雑な味が幾重にも口の中に広がります。これだけでも、十分おいしいです。

　次に電子レンジでチンしたもの。温めたことでお肉の美味しさと香りが引き立ちました。そのままのものに比べ、プルンとした歯ごたえが加わったように思えます。最後にソテーしたもの。これには焼いたことでさらに香ばしさを感じます。火加減を間違えると台無しになるので注意ですね。

　ホームパーティなどでテーブルが華やぐメニューになると思います。急なことだったので、お粗末な盛り付けになってしまいましたが、ぜひおしゃれにして美味しく食べてみてくださいね。価格は１００ｇ３４０円とお手軽です。

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