店舗前に立つ梛野雅明社長


ＪＲ南千住駅から約１０分歩くと、東京スカイツリーを見上げるアサヒ会通りという昔ながらの商店街が。その一角に、ちょっと驚きの店舗のお肉屋さん、ミートショップ上岡があります。一見すると、昭和の風格を備えたビルの１階にある普通の店舗。さて、何が面白いのでしょう？

クリーム色とレンガ色の全く別のビルが並んでいますが、実は別々だった２つのビルを１つにくっつけているのです。もちろん表面だけでなく、１階の店舗、その上の各フロアも繋がっています。社長の梛野雅明さんによりますと、元は郵便局だったビルを買い取り、平成１０年につなげたとのこと。

横山義史店長が立つ店内には精肉をはじめ肉の美味しさを生かしたお惣菜やお弁当がたくさん


さて、店内はどうなっているのでしょう。店長の横山義史さんがお店の商品を一つひとつ説明してくれました。

ショーケースに並ぶ精肉は、牛肉、豚肉、鶏肉、すべてが国産。中でも鹿児島産黒豚はのれんで大々的にアピールしています。それだけでなく、横山店長のお勧めは、お肉屋さんだからそろえられるお惣菜類。

タレが付け込まれている肉なので、あとはお家で焼くだけ、炒めるだけ


ショーケースをさらに覗いていくと、オリジナルの味付けをした肉が何種類もあります。みそ漬け、チンジャオロース、塩こうじみそ漬け、国産豚バジルソテー、照り焼き、山賊焼き、ニンニク塩焼き、などなど。

「炒めるだけで、簡単に食べられます。他では食べられない、ここでしかない味付けです」

肉料理を作りたくても、精肉に味付けしたり、下ごしらえしたりが面倒という人にも、これなら手軽に本格的な肉料理の味が楽しめそう。タレに漬けたものをパックしたものもあるので、肉に味が染み込んでいる上に冷凍しておけば保存がききます。あとは食べたい時に解凍して、フライパンで炒めるだけ。これなら簡単におかずが１品作れますし、ワンランク上のお肉の美味しさが手軽に楽しめますね。

シュウマイは一つひとつ手作り。肉の美味しさが強調されて、ジューシー


シュウマイや餃子も手作りの味。餡にはあまり他の材料を入れず、塩コショウで肉の美味しさを引き立てています。シュウマイはプルンとした肉の歯応えのあと、アツアツの肉汁が。

ジャガイモと挽肉の美味しさを引き立てる隠し味は煮豚のタレ


お肉屋さんのお惣菜の定番であるコロッケは、店頭で販売。二つに割ってみると、中身に色が付いています。ジャガイモ、挽肉、塩コショウは基本ですが、何が違うのでしょう。

「煮豚のタレを使っています。一般的なコロッケとは違う味です」

ジャガイモのホクホク感の後に、タレの甘辛さが口いっぱいに広がります。挽肉の美味しさがタレと絡まるので、肉とじゃがいもの風味をうまく結びつける味付けに。

コロッケをはじめ、メンチ、唐揚げ、アジフライなど、揚げ物の種類も豊富。時間を伝えておけば、揚げたてを用意してくれる


他にも、メンチカツやヒレカツ、クリームコロッケ、唐揚げなど、揚げ物類は充実。通りに面したカウンターで販売しているので、お散歩しながらでも買える手軽さがうれしい。電話をしておけば、指定の時間に揚げたてを用意してくれるとのこと。

「気軽に来て、いいなと思ってくれるようにしています。特にお肉屋さんへ買いに行くことがなかった若い人に向けて」

お肉屋さんは入りづらい。入ったら買わなくちゃいけないと感じる。敷居を高くするそんな先入観を取り払うため、若い人たちでも気軽に買いに行ける店づくりを目指す横山店長。

マカロニやわかめなどを使ったサラダが豊富に

お肉屋さんのお肉で作った一味違うお惣菜が手頃な価格で

食べごたえある肉料理が入っているお弁当


その他、サラダやお弁当など、品ぞろえは豊富にそろっています。

オリジナルの味付けをした焼き豚


焼き豚は、やはり人気のお惣菜。そのまま食べても美味しいですが、中華料理の材料、ビールのおつまみ、ラーメンの具と、いろいろと活用の幅があります。

手軽に美味しいお肉の惣菜が楽しめる、見ているだけでも何を食べようか迷ってしまう品ぞろえ。今晩のおかずに迷う主婦の方をはじめ、単身者やグルメの方にも強い味方です。



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