2018/1/25
コロッケ特集 3
同じように見えても、実は個性が秘められたお肉屋さんのコロッケ。お肉の美味しさがあるのは当然ながら、ジャガイモの美味しさを強調したり、衣の歯応えが心地よかったりと、魅力はさまざま。それがお店の歴史や店主の思いが詰まっていたりするから、コロッケは美味しくて、面白い。今回で第3弾となるコロッケ特集。お店を物語るコロッケ3つをご紹介します。
おかず市場山吹の里(新宿区西早稲田)
看板メニューの「早稲田メンチ」ののぼりが立つおかず市場
学校帰りには、おやつとしてお肉屋さんのコロッケ。そんな思い出はないでしょうか。都電早稲田駅からすぐの場所にある「おかず市場山吹の里」にはコロッケに限らず、どれを食べようか迷ってしまうような数の揚げ物がそろっています。
学校帰りには、おやつとしてお肉屋さんのコロッケ。そんな思い出はないでしょうか。都電早稲田駅からすぐの場所にある「おかず市場山吹の里」にはコロッケに限らず、どれを食べようか迷ってしまうような数の揚げ物がそろっています。
コロッケだけでなく、揚げ物は豊富にそろっている
看板メニューの「早稲田メンチ」は昭和22年から続く味。カニクリームコロッケは自家製のクリームが自慢。とんかつは歯応えがしっかりした厚み。片手で食べられる串カツも美味しそう。
看板メニューの「早稲田メンチ」は昭和22年から続く味。カニクリームコロッケは自家製のクリームが自慢。とんかつは歯応えがしっかりした厚み。片手で食べられる串カツも美味しそう。
ジャガイモの中にほのかな甘さが
そんな中でのコロッケですが、これもメンチと同じくらいの歴史あり。昔ながらのシンプルな味で、飽きの来ない仕上がりです。挽肉とタマネギを具にして、焼肉のタレで味を引き立てています。揚げたてをかじってみると、ジャガイモの香りが一気に口いっぱいに広がり、ほのかに優しい甘さが。砂糖の甘さではありません。隠し味に使っているのはコンデンスミルク。味はもちろん、ジャガイモの感触までクリーミーになっています。
このコロッケが、日本の漫画界に影響を与えていた。と聞いたら驚かれるでしょう。かつて手塚治虫や藤子不二雄など、日本の代表的な漫画家が住んでいたトキワ荘。かつて、このコロッケが配達されていたのです。藤子不二雄の漫画「まんが道」に、コロッケを食べている情景が出てきますが、それこそ同店のもの。数々の名作は、このコロッケをエネルギーに生み出された?
豊富な惣菜類でお弁当も作られており、しかもお手頃価格。組み合わせをいろいろに楽しむこともできるので、食べ方は無限です。おやつに、晩ご飯に、おかずを買ってみたくなりませんか?
お店はこちら
そんな中でのコロッケですが、これもメンチと同じくらいの歴史あり。昔ながらのシンプルな味で、飽きの来ない仕上がりです。挽肉とタマネギを具にして、焼肉のタレで味を引き立てています。揚げたてをかじってみると、ジャガイモの香りが一気に口いっぱいに広がり、ほのかに優しい甘さが。砂糖の甘さではありません。隠し味に使っているのはコンデンスミルク。味はもちろん、ジャガイモの感触までクリーミーになっています。
このコロッケが、日本の漫画界に影響を与えていた。と聞いたら驚かれるでしょう。かつて手塚治虫や藤子不二雄など、日本の代表的な漫画家が住んでいたトキワ荘。かつて、このコロッケが配達されていたのです。藤子不二雄の漫画「まんが道」に、コロッケを食べている情景が出てきますが、それこそ同店のもの。数々の名作は、このコロッケをエネルギーに生み出された?
豊富な惣菜類でお弁当も作られており、しかもお手頃価格。組み合わせをいろいろに楽しむこともできるので、食べ方は無限です。おやつに、晩ご飯に、おかずを買ってみたくなりませんか?
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中田精肉店(世田谷区奥沢)
九品仏駅から一直線に伸びる商店街にある中田精肉店(肉の大和屋)
商店街をぶらぶら歩いていると、手軽に食べられるものが欲しくなります。東急九品仏駅から伸びる真っ直ぐな道をブラブラして、小腹がすいたり、食欲がわいてきたりしたころに目に入るのが中田精肉店。通りに面して開放的なので入りやすく、揚げ物のショーケースもすぐ目に入ります。これなら、お肉屋さんは入りにくいという方でも、気楽に入れます。
商店街をぶらぶら歩いていると、手軽に食べられるものが欲しくなります。東急九品仏駅から伸びる真っ直ぐな道をブラブラして、小腹がすいたり、食欲がわいてきたりしたころに目に入るのが中田精肉店。通りに面して開放的なので入りやすく、揚げ物のショーケースもすぐ目に入ります。これなら、お肉屋さんは入りにくいという方でも、気楽に入れます。
コロッケのほかカマンベールチーズをハムで挟んだ変わり種も。天ぷらも売れ筋
さて、揚げ物を見てみましょう。天ぷらの種類が豊富です。お肉屋さんですが、天ぷらの評判はよく、売れ筋なのだとか。その下の段にコロッケをはじめとした揚げ物が。メンチ、ハムカツはお肉屋さんの定番。お肉の美味しさをじかに味わえる揚げ物ですから、やはりイチオシです。中には、カマンベールチーズをハムで挟んだ変わり種も。
さて、揚げ物を見てみましょう。天ぷらの種類が豊富です。お肉屋さんですが、天ぷらの評判はよく、売れ筋なのだとか。その下の段にコロッケをはじめとした揚げ物が。メンチ、ハムカツはお肉屋さんの定番。お肉の美味しさをじかに味わえる揚げ物ですから、やはりイチオシです。中には、カマンベールチーズをハムで挟んだ変わり種も。
コロッケを用意してくれた社長の中田智章さん。写真撮影で緊張した表情ですが、普段はとても気さくな方です
コロッケをお願いするとパックに入れてくれたのは、このお店の主・中田智章さん。この道60年以上のベテランです。
さっそくいただいてみると、衣のカリカリ感がしっかり歯に伝わる心地よさが。口の中で衣がほぐれると、中のジャガイモの香りが鼻を抜けます。ジャガイモはしっとりと練り上げてあり、噛んでいくとお肉の美味しさがじわりじわりと口の中に広がっていきました。
コロッケをお願いするとパックに入れてくれたのは、このお店の主・中田智章さん。この道60年以上のベテランです。
さっそくいただいてみると、衣のカリカリ感がしっかり歯に伝わる心地よさが。口の中で衣がほぐれると、中のジャガイモの香りが鼻を抜けます。ジャガイモはしっとりと練り上げてあり、噛んでいくとお肉の美味しさがじわりじわりと口の中に広がっていきました。
地域に愛され、調理学校の教材にもなっている
生地の材料は男爵イモと合挽き肉、玉ねぎとシンプル。余計なものを加えず、素材が持つ美味しさを引き出しています。研究を重ねて、この味にたどり着いたのでしょうか。
「仕事を始めた16歳のころから作っています」と中田さん。
何十年にわたり、飽きの来ない美味しさを作り続けているということですね。それだけでなく、調理学校からも注文が入り、教材にもなっているとか。長年愛される味を作るというお手本になっているのかもしれません。
お店はこちら
生地の材料は男爵イモと合挽き肉、玉ねぎとシンプル。余計なものを加えず、素材が持つ美味しさを引き出しています。研究を重ねて、この味にたどり着いたのでしょうか。
「仕事を始めた16歳のころから作っています」と中田さん。
何十年にわたり、飽きの来ない美味しさを作り続けているということですね。それだけでなく、調理学校からも注文が入り、教材にもなっているとか。長年愛される味を作るというお手本になっているのかもしれません。
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太田屋(目黒区駒場)
商店街の細い路地に面して開放的な店舗の太田屋
学生時代に食べた、いつまでも印象に残っている思い出の味があると思います。このコロッケも、学生さんたちの思い出の味になっているのでしょうか。
京王駒場東大前駅から歩いて約3分。細い路地の商店街の中に太田屋はあります。近所の主婦や、商店街にある飲食店のシェフもお肉を買いに来る、地域に密着したお店。さらに、京王線の線路の向こう側には東大キャンパスがあり、学生さんたちがお弁当や揚げものを買いに来るのです。
店舗の左端には、揚げ物のショーケースが特設されています。コロッケはポテトコロッケにとどまらず、カレーコロッケ、クリームコロッケも、その他、メンチやハムカツなど、種類は豊富です。訪問した時には雨降りだったことに加え、まだ夕方前だったことから、揚げ物が並ぶであろうトレーはスッカラカン。コロッケも作ってから時間のたったものが1個。これでは本当の美味しさがわかりません。
学生時代に食べた、いつまでも印象に残っている思い出の味があると思います。このコロッケも、学生さんたちの思い出の味になっているのでしょうか。
京王駒場東大前駅から歩いて約3分。細い路地の商店街の中に太田屋はあります。近所の主婦や、商店街にある飲食店のシェフもお肉を買いに来る、地域に密着したお店。さらに、京王線の線路の向こう側には東大キャンパスがあり、学生さんたちがお弁当や揚げものを買いに来るのです。
店舗の左端には、揚げ物のショーケースが特設されています。コロッケはポテトコロッケにとどまらず、カレーコロッケ、クリームコロッケも、その他、メンチやハムカツなど、種類は豊富です。訪問した時には雨降りだったことに加え、まだ夕方前だったことから、揚げ物が並ぶであろうトレーはスッカラカン。コロッケも作ってから時間のたったものが1個。これでは本当の美味しさがわかりません。
フライヤーに火が入り、揚げたてのコロッケを頂くことに
「新しいの揚げようか」と、声をかけてくれたのは、社長の太田美雄さん。さっそくコロッケを注文。フライヤーに火が入り、コロッケを揚げてくれました。
待つことしばし。キツネ色に揚がったコロッケのお出ましです。出来立てアツアツなので、持つ手も熱く、口に入れても熱く、でもだからこそ美味しいコロッケ。口がハフハフと慌ただしくなりながら、しっかり味わってみます。
北海道産のジャガイモを使用し、かじるとイモの塊を感じるかのようにホロッと崩れます。そのため、ホクホク感が引き立ち、噛むたびにイモの香りがフワッと立ち、まるでジャガイモをそのままかじっているかのよう。
「新しいの揚げようか」と、声をかけてくれたのは、社長の太田美雄さん。さっそくコロッケを注文。フライヤーに火が入り、コロッケを揚げてくれました。
待つことしばし。キツネ色に揚がったコロッケのお出ましです。出来立てアツアツなので、持つ手も熱く、口に入れても熱く、でもだからこそ美味しいコロッケ。口がハフハフと慌ただしくなりながら、しっかり味わってみます。
北海道産のジャガイモを使用し、かじるとイモの塊を感じるかのようにホロッと崩れます。そのため、ホクホク感が引き立ち、噛むたびにイモの香りがフワッと立ち、まるでジャガイモをそのままかじっているかのよう。
衣はカリカリとして歯応えが良く、中身はジャガイモの白さが目に鮮やか
中を見れば、ジャガイモが艶を放つかのような白さ。これに挽肉とニンジン、タマネギを加え、昔ながらのシンプルで素材の美味しさを生かした味。また、薄焼きせんべいのように少し歯応えのあるカリカリな感触の衣も病み付きになりそうです。
コロッケは1個90円で販売しており、お弁当メニューではコロッケ3個も入って410円。手軽に楽しめる味とお値段です。
昔からずっと変わらず学生さんの胃袋を満たしてきたコロッケ。太田さんも学生時代にはお家が友達のたまり場となり、みんなでコロッケを食べていたそうです。学生時代の思い出の味は、太田さんが一番思い入れ強いのかもしれません。
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中を見れば、ジャガイモが艶を放つかのような白さ。これに挽肉とニンジン、タマネギを加え、昔ながらのシンプルで素材の美味しさを生かした味。また、薄焼きせんべいのように少し歯応えのあるカリカリな感触の衣も病み付きになりそうです。
コロッケは1個90円で販売しており、お弁当メニューではコロッケ3個も入って410円。手軽に楽しめる味とお値段です。
昔からずっと変わらず学生さんの胃袋を満たしてきたコロッケ。太田さんも学生時代にはお家が友達のたまり場となり、みんなでコロッケを食べていたそうです。学生時代の思い出の味は、太田さんが一番思い入れ強いのかもしれません。
お店はこちら
チキンステーキとたっぷり野菜のプレート
鶏ムネ肉を煮込みステーキにして素揚げ野菜と組み合せたヘルシーなプレート
豚焼しゃぶとコールスローのサラダ
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